2020年01月04日
「“女性の活躍”をどう描くか?」(関係性①)
こんにちは。
前回まで、第1部「幕末黎明編」の前に語っておきたい2地域(武雄、須古)を特集しました。
さて“大河ドラマ”作品の傾向として、主人公の性別が男→女→男→女…と隔年で繰り返していた時期がありました。
既にお気づきの方もいるかもしれません。当ブログ開設以来、女性の登場人物が、ほぼ出てきていないのです。(大隈の母…ぐらいかなと思います。)
これでは「幕末佐賀藩を描いた大河ドラマ」が実現しづらくなってしまいます。今回も強い“妄想”を武器に、このテーマに挑んでみたいと思います。
では、第1部から第3部まで順を追って、ご覧ください。
①幕末黎明編 ~姫たちの幕末~
鍋島直正様には、もはや“溺愛”と言って良いほど大事な姫がいます。川越(埼玉)の松平家に嫁いだ愛娘を心配するあまり、送った手紙は200通とも言われます。
その名は“貢姫”様。見たところ“お父様似”のお顔立ちと私は思っています。父親にとって、自分の面影が写る娘ほど可愛いものはない!とご推察いたします。
…2019年の第2回さが維新まつりには、佐賀の偉人に扮して行列するイベントがありました。鍋島直正様の役には応募条件があり、妻と娘(小学校高学年)が一緒に参加することでした。
これは貢姫様がいなければ、鍋島直正様の描き方としては不完全!という佐賀県のメッセージなのかもしれません。
②維新回天編 ~妻たちの維新~
江藤新平様は、おそらく女性に脇目も振らず、学問と実践に打ち込んだのでしょう。結果、忙しい江藤様の妻となったのは、年上の従姉妹“江口千代子”様でした。
“押しかけ女房”的な説もあるようですが、面倒見の良い理解者と語った方が実情に合っているようです。
江藤様は超働き者で何事にも無頓着ですが、家庭は大事にしています。
各種エピソードからの推測ですが、江藤様は「女性が放っておけない雰囲気」を持っていたのでは?と考えています。(但し、自覚は無いと思われます。)
女子の教育が近代国家につながると説き、搾取される女性たちの権利も取り戻そうとした人。
…“悲劇のヒーロー”は、タカラヅカ歌劇など舞台演劇での題材にも適した人物だと思います。
タイトルは「正義なりしがゆえに」とかどうでしょう。「私の見たい大河ドラマ」ではそんな感じの描き方のイメージです。
③明治飛翔編 ~新しい女性の明治~
大隈重信様の周りには強い女性が集まるようです。母・大隈三井子様は信念を持った教育ママ。大隈様の学習環境を全力で整えます。
妻は“明治の女傑”こと大隈綾子様。皆が西洋の真似に必死のなか、堂々と和服で闊歩できる大物です。
…大隈様は自宅を溜まり場として、幕末には先輩たちと学問を磨き、明治には政治家や官僚と政策を練り上げます。
家をマネジメントする女性の力があって、はじめて本領を発揮する人物と考えています。
また、明治期には佐野常民様の設立した日本赤十字社では“新島八重”様が社員として活躍します。大河ドラマ「八重の桜」の主役・綾瀬はるか氏を想い出してしまう方も多いでしょう。
他にも佐賀に関わる女性には、“外交で活躍した貴婦人”や“日本初の女性科学者”もいますので、様々な描き方が可能です。
“佐賀の七賢人”を中心としたドラマは、男性が主役の物語に分類されるでしょう。
しかし、並行して「女性の活躍」の変遷を描けば、“時代の変化”そのものが表現できると考えています。
前回まで、第1部「幕末黎明編」の前に語っておきたい2地域(武雄、須古)を特集しました。
さて“大河ドラマ”作品の傾向として、主人公の性別が男→女→男→女…と隔年で繰り返していた時期がありました。
既にお気づきの方もいるかもしれません。当ブログ開設以来、女性の登場人物が、ほぼ出てきていないのです。(大隈の母…ぐらいかなと思います。)
これでは「幕末佐賀藩を描いた大河ドラマ」が実現しづらくなってしまいます。今回も強い“妄想”を武器に、このテーマに挑んでみたいと思います。
では、第1部から第3部まで順を追って、ご覧ください。
①幕末黎明編 ~姫たちの幕末~
鍋島直正様には、もはや“溺愛”と言って良いほど大事な姫がいます。川越(埼玉)の松平家に嫁いだ愛娘を心配するあまり、送った手紙は200通とも言われます。
その名は“貢姫”様。見たところ“お父様似”のお顔立ちと私は思っています。父親にとって、自分の面影が写る娘ほど可愛いものはない!とご推察いたします。
…2019年の第2回さが維新まつりには、佐賀の偉人に扮して行列するイベントがありました。鍋島直正様の役には応募条件があり、妻と娘(小学校高学年)が一緒に参加することでした。
これは貢姫様がいなければ、鍋島直正様の描き方としては不完全!という佐賀県のメッセージなのかもしれません。
②維新回天編 ~妻たちの維新~
江藤新平様は、おそらく女性に脇目も振らず、学問と実践に打ち込んだのでしょう。結果、忙しい江藤様の妻となったのは、年上の従姉妹“江口千代子”様でした。
“押しかけ女房”的な説もあるようですが、面倒見の良い理解者と語った方が実情に合っているようです。
江藤様は超働き者で何事にも無頓着ですが、家庭は大事にしています。
各種エピソードからの推測ですが、江藤様は「女性が放っておけない雰囲気」を持っていたのでは?と考えています。(但し、自覚は無いと思われます。)
女子の教育が近代国家につながると説き、搾取される女性たちの権利も取り戻そうとした人。
…“悲劇のヒーロー”は、タカラヅカ歌劇など舞台演劇での題材にも適した人物だと思います。
タイトルは「正義なりしがゆえに」とかどうでしょう。「私の見たい大河ドラマ」ではそんな感じの描き方のイメージです。
③明治飛翔編 ~新しい女性の明治~
大隈重信様の周りには強い女性が集まるようです。母・大隈三井子様は信念を持った教育ママ。大隈様の学習環境を全力で整えます。
妻は“明治の女傑”こと大隈綾子様。皆が西洋の真似に必死のなか、堂々と和服で闊歩できる大物です。
…大隈様は自宅を溜まり場として、幕末には先輩たちと学問を磨き、明治には政治家や官僚と政策を練り上げます。
家をマネジメントする女性の力があって、はじめて本領を発揮する人物と考えています。
また、明治期には佐野常民様の設立した日本赤十字社では“新島八重”様が社員として活躍します。大河ドラマ「八重の桜」の主役・綾瀬はるか氏を想い出してしまう方も多いでしょう。
他にも佐賀に関わる女性には、“外交で活躍した貴婦人”や“日本初の女性科学者”もいますので、様々な描き方が可能です。
“佐賀の七賢人”を中心としたドラマは、男性が主役の物語に分類されるでしょう。
しかし、並行して「女性の活躍」の変遷を描けば、“時代の変化”そのものが表現できると考えています。