2020年01月11日

「さがはん~パリ・ウィーン万国博覧会噺~」

こんにちは。

次の展開に向けて、過去作品を中心に「大河ドラマ」の“主役”について、いろいろと検証しております。タイトルは昨年の…
 大河ドラマ第58作「いだてん~東京オリムピック噺~」(2019)に引っ掛けてみました。

40年ほど前の放送のため、視聴したことはありませんが、この作品も気になります。
 大河ドラマ第18作「獅子の時代」(1980年)

 明治維新前年パリ万博
 ・幕府の随行として現地入りした会津藩士
 ・幕府に対抗して独自に参加した薩摩藩士
 パリ万博で出会った架空2人を通じて、幕末から明治にかけての激動の時代を描く
 
 もともと架空の登場人物が多い作品で、佐賀藩士で確認できたキャストは江藤新平のみ。 薩摩藩士の方が、江藤新平に見出されて部下として働くという設定があるようです。

ちなみに1867年パリ万博では、幕府各藩に声掛けをしたところ、佐賀藩薩摩藩が応じたという経緯だったそうです。

作中での登場は確認できませんが、幕末佐賀藩)のパリ万博明治新政府)のウィーン万博の両方で活躍したのが、佐野常民

なお、佐野常民は、大河ドラマ2作品(「炎立つ」「北条時宗」)の原作を執筆した“高橋克彦”氏の小説「火城」の主人公です。

県内で調査をした際、佐野常民を主人公に…と考えている人にもお話を聞く機会がありました。
但し、いずれの方も「全国的な知名度」や「他の賢人との比較」で難しいかな、という見解でした。

個人的にも佐野常民は、脇役に配置した方が映える人物だと考えているため、幕末・明治の全期間(1~3部)を駆け抜けるような描かれ方を期待しています。

とても地道で根気強く、問題解決に真摯佐野常民
派手さは欠きますが、”彼こそ”が科学技術佐賀藩の代表的存在です。  


Posted by SR at 14:27 | Comments(0) | ご挨拶・ご案内