2020年01月06日

「“大河の主役”と並ぶ」(関係性③‐1鍋島直正編)

こんばんは。

新年の大河ドラマ麒麟がくる」のPRにあたり、過去の作品にも注目がされる時期です。
この流れに乗じて、幕末佐賀藩大河ドラマ作品の“主役”との関わりを考えてみます。

第1部幕末黎明編について
 佐賀藩主“鍋島直正”には大河ドラマ主人公たちと並ぶ存在感があります。

鍋島直正期待した人 

 井伊直弼:大河ドラマ第1作「花の生涯」(1963年)

 幕末、開国攘夷か!の激動の時代。幕府の大老となった井伊直弼は、攘夷論に対して開国を主張します。
 強い幕府を目指して戦い続け、“桜田門外の変”で命を落とすまでの激動の物語。

井伊直弼鍋島直正は、外国の知識を取り入れ、強い日本を創ろうという点で同志でした。
 幕府の大老でありながら、井伊直弼佐賀藩邸にも足を運んでいます。鍋島直正にとっては良き理解者でした。


鍋島直正期待した人

 徳川慶喜:大河ドラマ第37作「徳川慶喜」(1998年)

 水戸徳川家に生まれ、江戸幕府第15代将軍となった徳川慶喜は、やがて大政奉還を決意します。
 “最後の将軍”として、幕府の終わりを見届けた波乱の半生の物語。

徳川慶喜は、反幕府勢力を抑えるため、江戸には入らず上方(京・大坂)にいた将軍です。佐賀藩軍事力に注目し、鍋島直正に呼出をかけます。
 鍋島直正蒸気船大坂に入り、慶喜に会いますが、政争には深入りを避けます。 晩年、慶喜直正を「利口」とも「ずるい人」とも評したようです。

鍋島直正存在感は、幕末が終わり、明治が始まっても発揮されます。

本日は以上です。

大河ドラマの主役は1人とは限りません。
複数の主人公でつないでこそ、幕末佐賀藩の魅力は伝わる…と信じて、続けます。

注:追記した内容は書籍等から得た情報であり、大河ドラマ内のエピソードではありませんのでご注意ください。


  


Posted by SR at 20:45 | Comments(0) | 戦略編(S)