2023年10月21日

「“番組情報”っぽく振り返る、第19話」

こんばんは。
秋の佐賀城公園イベントの季節ですが、やっぱり今年も忙しくなり、帰ることはできないようです。

それぞれに障壁となる事情はあっても、状況に応じて、各自が為すべき分野で力を尽くした事績が、佐賀の先人には多く見られます。

…というわけで、佐賀になかなか帰れずとも、怠らずに進めていきたいです。

でも、2018年大河ドラマ『西郷どん』の江藤新平役・迫田孝也さんが今年の維新まつりのゲストらしく、明日(22日)の行列は見たかった…。



――さて、気を取り直して。

私もテレビ番組の確認によく利用するのが、「番組情報」という物語のあらすじや企画内容が読める画面です。

ドラマ等のテレビ欄での番組紹介のイメージと言えば、伝わりやすいかもしれません。

随分と“本編”を止めてしまったので、今回は、あたかも「番組情報」を読む感覚で、第19話のあらすじを振り返ろうと考えました。


――これも、一度は書いてみたかった企画です。

では、これから“番組情報”っぽさを意識して、一気に振り返ります。



幕末佐賀藩の大河ドラマが見たい!

○“本編”・第19話閑叟上洛

文久二年の夏、佐賀を脱藩し京都にいた江藤新平は、大殿・鍋島直正閑叟)が上洛する予定を知った。

公家・姉小路公知や長州藩・桂小五郎は京に残るよう勧めるが、江藤は佐賀に戻ることを決断する。

脱藩者の命がけの帰還は、京で調べた情報を少しでも鍋島直正に伝えておくためだった。

同じ頃、江藤らの師匠・枝吉神陽が流行病により世を去り、佐賀の志士たちには動揺が走る。

そんな中、大木喬任ら同志は、京にいた江藤からの報告書が藩庁に届くよう尽力を続けた。

鍋島直正は、その報告書に目を通すと、江藤の父・助右衛門に対して連れ戻しの命令を出す。

こうして福岡の街で、父・助右衛門に会うことができた、江藤新平は佐賀城下へと戻ってきた。

そして城下の屋敷で謹慎する江藤は、次々と送られる藩庁からの質問に延々と回答を返すのだった…



――大雑把にまとめると大体、こんな感じです。

登場人物名の直後に(○○ ○○)という風に俳優さんの名前が入ると、より雰囲気が近くなると思います。

先ほどの“番組情報”に続く、直前の記事では、大殿・鍋島直正が大里(現在の北九州市・門司)より、京に向かって、蒸気船で出航するという展開でした。


――まず手近な目標は、第19話の年内完結からです。

日本で最も“西洋”に近い存在だった…と言われる佐賀藩。その動向が、現代からは想像もできないほど注目されていたはずです。

そんな視点を大事に、書き進めたいと思います。



○参考記事
以下は、今までに書いている第19話の記事のリストです。

<場面①:京都(才気ある、佐賀の者)>
第19話「閑叟上洛」①(ある佐賀浪士への苦情)
第19話「閑叟上洛」②(入り組んだ、京の風向き)
第19話「閑叟上洛」③(それは、剣の腕前なのか)

<場面②:佐賀(さらば、偉大な師匠)>
第19話「閑叟上洛」④(誇りある、その仕事)
第19話「閑叟上洛」⑤(ある忍者の“人事異動”)
第19話「閑叟上洛」⑥(兄の語る言葉は)
第19話「閑叟上洛」⑦(愛する者へ、最後の講義)

<場面③:京都⇔佐賀(帰藩への道のり)>
第19話「閑叟上洛」⑧(“逃げるが勝ち”とも申すのに)
第19話「閑叟上洛」⑨(想いが届けば、若返る…)
第19話「閑叟上洛」⑩(友の待つ、佐賀への道)
第19話「閑叟上洛」⑪(続・陽だまりの下で)
第19話「閑叟上洛」⑫(新しき御代〔みよ〕に)
第19話「閑叟上洛」⑬(東海道から流れる噂)

<場面④:佐賀・福岡(脱藩者、佐賀へ還る)>
第19話「閑叟上洛」⑭(急ぐ理由と、動けぬ事情)
第19話「閑叟上洛」⑮(藩境にて、つかまえて)
第19話「閑叟上洛」⑯(福岡の志士も、諦めない)

<場面⑤:佐賀・江戸・門司(動乱の地への船出まで)>
第19話「閑叟上洛」⑰(問いかけの向こう側)
第19話「閑叟上洛」⑱(そがん訳の無かろうもん)
第19話「閑叟上洛」⑲(“門司”からの船出まで)

今回は、話のまとまりを「場面」と表現しましたが、あらためて見ると、場面の中でも場所の転換が多いようです。今後の反省点にしようかと思います…
  


Posted by SR at 22:35 | Comments(0) | 構成編(P)