2020年05月31日

「岐路の剣」

こんばんは。

第10話蒸気機関」いかがだったでしょうか。当ブログも開始から半年近くを経て、岐路に立っている感じがあります。
今回は、ある佐賀藩士(?)の日常を描く『望郷の剣』シリーズ第3弾です。


――歴史には、様々な分岐点と選択があるようです。

概ね年代順幕末の歴史を追っているところですが、開国攘夷かで、すっきり二分される話ではないようです。

例えば、第9話で存在感を見せた、老中・阿部正弘は“雄藩との連携”を目指し、後に登場する大老・井伊直弼は“幕府の主導権”を取り戻しにかかる…と同じ開国派でもかなりの違いがあります。


――現在の佐賀県にまつわる話題で言えば…

長崎新幹線の話合いに応じ、全線のスピード開業を目指すのか。
佐賀県負担を強いられるだけで、素通りされると警戒するか。

長崎~武雄温泉間の開業が決まっている以上、動かぬ間にも問題は拡大していくでしょう。ただ、佐賀に一定の力の蓄積が無ければ、後者の心配も否めないところです。


――そして佐賀で分岐点を語るのに相応しい場所を選んでみました。

肥前山口」駅です。ここでも選択肢が示されます。


長崎に行くのか。
佐世保に向かうのか。


――おそらくは、人生もまた分岐と選択の繰り返し…

長崎に行くのか、佐世保に向かうのか。それが問題だ…」

実際は佐世保親戚に会いにいったので、考える余地は無かったのですが、分岐点ならではの「もう1つの道を選んだら…」という感覚は味わえました。


――また「本当に選択肢は2つなのか?」という疑問もあります。

例えば肥前山口駅でそのまま下車
江北町を散歩する」という選択を取ることも可能です。

これをブログの方針に例えるなら、日々、呼吸をするぐらいの気持ちで更新するといったところでしょうか。


――私は色々と思うところあり「幕末佐賀藩の大河ドラマが見たい!」と、ひたすらに書き綴っています。

分類上は、一定の目的に向かって走っているタイプのブログになるでしょう。

しかしながら、「さがファンブログ」の諸先輩方には、人生の流れの中で、ごく自然に更新を続けている方も多く見かけます。

『望郷の剣』というシリーズタイトルにかぶせた言い方をすると、あたかも軽妙に剣を遣う“達人”と遭遇した気分になることも、しばしばです。

力の入り過ぎというのも、また良くないのだな…と思います。  


Posted by SR at 21:44 | Comments(0) | 「望郷の剣」シリーズ