2020年11月24日
連続ブログ小説「旅立の剣」(11)再びバスターミナル
こんばんは。
前回の記事で思い至った今年の残り日数。本日を含め、38日。
ひとまず年内完了を目指している企画を進めます。昨秋、コロナ禍の影も無かった時期。当ブログの“聖地”佐賀での、主に御城下を巡る旅路の記録です。
――14:00頃に“早津江”方面から、市街地に向かうバスに乗る。
時間にして、40分ほどかかったか。
出立から4時間足らず、佐賀駅前バスターミナルに戻る。
すでに1日乗車券は入手した。これで終日、佐賀市営バスを味方に引き込んだも同然である。私は自在に動くことができる。
――佐賀への到着から、ひたすらに動き続ける。
佐野常民記念館は、市街地からは少し離れている。親戚と会ったり、法事に行ったりという、通常の帰省だと見学時間が取りづらい。
「先に遠方の施設から回ったのは、良い判断だった…」
私は自画自賛を行った。周到に準備した今回の帰省。取材に特化した単独行動に設定した。この場面、自分で褒めねば、誰も褒めてはくれない。

――すぐに体勢を整え、次の目的地に向かう必要がある。
“えきマチ1丁目”を抜ける。佐賀城下での拠点とも思う場所。飲食店のほか、土産物コーナーが充実する。飲食・物産とも素材が良いのが、佐賀の地力だ。
ドラックストアも何かと便利。そして、積文館書店には、佐賀の歴史に関する書籍が揃う。ここで違和感を感じた人もいるだろう…これは1年前の世界の話だ。(※文末に注釈あり)
――15:00頃。近隣の宿への手続きを済ませる。
ひと息を付く暇(いとま)など無い。記念館などの施設は、閉館時間というリミットがある。大半の荷物を降ろし、いくぶん軽装となった。
これで、また動き出せる。いざ、佐賀が誇る明治の傑物・大隈重信の生家へ。
大隈重信記念館を通るバスを見定め、飛び乗ったのである。
(続く)
〔参照記事(冒頭):第4話「諸国遊学」⑥〕
※残念ながら、積文館書店・佐賀駅店は、2020年3月に閉店しています。年明けからのコロナ禍で、最後に立ち寄ることもできずショックでした。
前回の記事で思い至った今年の残り日数。本日を含め、38日。
ひとまず年内完了を目指している企画を進めます。昨秋、コロナ禍の影も無かった時期。当ブログの“聖地”佐賀での、主に御城下を巡る旅路の記録です。
――14:00頃に“早津江”方面から、市街地に向かうバスに乗る。
時間にして、40分ほどかかったか。
出立から4時間足らず、佐賀駅前バスターミナルに戻る。
すでに1日乗車券は入手した。これで終日、佐賀市営バスを味方に引き込んだも同然である。私は自在に動くことができる。
――佐賀への到着から、ひたすらに動き続ける。
佐野常民記念館は、市街地からは少し離れている。親戚と会ったり、法事に行ったりという、通常の帰省だと見学時間が取りづらい。
「先に遠方の施設から回ったのは、良い判断だった…」
私は自画自賛を行った。周到に準備した今回の帰省。取材に特化した単独行動に設定した。この場面、自分で褒めねば、誰も褒めてはくれない。
――すぐに体勢を整え、次の目的地に向かう必要がある。
“えきマチ1丁目”を抜ける。佐賀城下での拠点とも思う場所。飲食店のほか、土産物コーナーが充実する。飲食・物産とも素材が良いのが、佐賀の地力だ。
ドラックストアも何かと便利。そして、積文館書店には、佐賀の歴史に関する書籍が揃う。ここで違和感を感じた人もいるだろう…これは1年前の世界の話だ。(※文末に注釈あり)
――15:00頃。近隣の宿への手続きを済ませる。
ひと息を付く暇(いとま)など無い。記念館などの施設は、閉館時間というリミットがある。大半の荷物を降ろし、いくぶん軽装となった。
これで、また動き出せる。いざ、佐賀が誇る明治の傑物・大隈重信の生家へ。
大隈重信記念館を通るバスを見定め、飛び乗ったのである。
(続く)
〔参照記事(冒頭):
※残念ながら、積文館書店・佐賀駅店は、2020年3月に閉店しています。年明けからのコロナ禍で、最後に立ち寄ることもできずショックでした。