2021年01月12日
「史実と創作の狭間で…2」
こんばんは。
本日の投稿は事前に準備しました。
今夜10時からのNHK Eテレ “知恵泉”が気になって仕方ないからです。
「録画は?」…という問いもあるでしょう。
「ええ、予約録画しておりますよ。しかし、リアルタイムで見たい!」のです。
――“本編”の間が空いてしまうので、少し補足を。
“本編”第15話「江戸動乱」は年末年始を利用し、下書きを進めました。
少し2回目の投稿を補足しておきます。
…このお話。福沢諭吉が、渡航先のサンフランシスコで“写真館の娘”と一緒に映った写真が題材です。わりと有名な一枚のようですよ。
〔参照:第15話「江戸動乱」②(写真館の娘)〕
例えば「福沢諭吉 アメリカ 写真」などで検索すると、若く凛々しい福沢先生が椅子に腰かけ、大人びたアメリカの少女が傍らに立つ写真が出てきます。
――この“史実”の写真を、着想元に…
同じくアメリカに渡った佐賀藩医・川崎道民の活躍とつなげました。咸臨丸で来航した福沢と、ポーハタン号で到着した川崎。同時期にアメリカに渡った2人。
2年後のヨーロッパでは同部屋で、“新聞”など西洋文明の話もしたと考えますが、アメリカで2人にどの程度の接点があったか、調べが届いていません。
――ともに日本に帰る、咸臨丸のメンバーには…
福沢は、この写真を見せなかったようです。出航前に、うっかり仲間に見せて、真似をされたら嫌なので、帰路の船上で自慢したという説もあるようです。
…この一枚を“写真を撮る人”である川崎に見せれば、どんな反応になるか。
「おおっ!銀板写真(ダゲレオタイプ)ったい!」となるのでは、と想像します。
写真の技術に夢中になり、外国人女性と一緒に映ったという、福沢氏の自慢ポイントに気付かない…と、いかにも佐賀藩士らしい展開を描いてみました。

――同じ1860年春。日本の佐賀城下では…
…険しい表情で剣術の遣い手たちが集結。第15話「江戸動乱」ラストは“この場面”の予定です。しばらくは、2年前(1858年)に遡って、話が展開します。
次回以降、話の軸になるのは中野方蔵。大木喬任や江藤新平の親友です。
人当たりが良くて、世渡りも上手いものの、熱すぎる“尊王の志”を持った中野。砂ぼこりを立て、佐賀城下を駆け回ります。
――今までにも、中野方蔵は、よく“本編”に登場しています。
実は中野方蔵についての資料はあまり残っていないようです。その人物像は、わずかに知り得た行動の履歴から、人となりを推測して書くことが多いです。
友と走る若き日々が、のちの司法卿・江藤新平を作るはず。大木・江藤・中野の3人の青春が「大河ドラマ」で流れているイメージで書こうと思います。
本日の投稿は事前に準備しました。
今夜10時からのNHK Eテレ “知恵泉”が気になって仕方ないからです。
「録画は?」…という問いもあるでしょう。
「ええ、予約録画しておりますよ。しかし、リアルタイムで見たい!」のです。
――“本編”の間が空いてしまうので、少し補足を。
“本編”第15話「江戸動乱」は年末年始を利用し、下書きを進めました。
少し2回目の投稿を補足しておきます。
…このお話。福沢諭吉が、渡航先のサンフランシスコで“写真館の娘”と一緒に映った写真が題材です。わりと有名な一枚のようですよ。
〔参照:
例えば「福沢諭吉 アメリカ 写真」などで検索すると、若く凛々しい福沢先生が椅子に腰かけ、大人びたアメリカの少女が傍らに立つ写真が出てきます。
――この“史実”の写真を、着想元に…
同じくアメリカに渡った佐賀藩医・川崎道民の活躍とつなげました。咸臨丸で来航した福沢と、ポーハタン号で到着した川崎。同時期にアメリカに渡った2人。
2年後のヨーロッパでは同部屋で、“新聞”など西洋文明の話もしたと考えますが、アメリカで2人にどの程度の接点があったか、調べが届いていません。
――ともに日本に帰る、咸臨丸のメンバーには…
福沢は、この写真を見せなかったようです。出航前に、うっかり仲間に見せて、真似をされたら嫌なので、帰路の船上で自慢したという説もあるようです。
…この一枚を“写真を撮る人”である川崎に見せれば、どんな反応になるか。
「おおっ!銀板写真(ダゲレオタイプ)ったい!」となるのでは、と想像します。
写真の技術に夢中になり、外国人女性と一緒に映ったという、福沢氏の自慢ポイントに気付かない…と、いかにも佐賀藩士らしい展開を描いてみました。
――同じ1860年春。日本の佐賀城下では…
…険しい表情で剣術の遣い手たちが集結。第15話「江戸動乱」ラストは“この場面”の予定です。しばらくは、2年前(1858年)に遡って、話が展開します。
次回以降、話の軸になるのは中野方蔵。大木喬任や江藤新平の親友です。
人当たりが良くて、世渡りも上手いものの、熱すぎる“尊王の志”を持った中野。砂ぼこりを立て、佐賀城下を駆け回ります。
――今までにも、中野方蔵は、よく“本編”に登場しています。
実は中野方蔵についての資料はあまり残っていないようです。その人物像は、わずかに知り得た行動の履歴から、人となりを推測して書くことが多いです。
友と走る若き日々が、のちの司法卿・江藤新平を作るはず。大木・江藤・中野の3人の青春が「大河ドラマ」で流れているイメージで書こうと思います。