2020年09月10日
「主に上峰町民の方を対象にしたつぶやき」
こんばんは。
第13話「通商条約」の投稿が、ようやく完了しました。
新型コロナの第2波もあり、台風9・10号が立て続けに現れたり…と大変な夏でしたね。
ちなみに当ブログは、昨年12月にスタートしています。
それ以来、佐賀に一度も帰れていません。
昨年の秋は、現地取材に勤しむことも可能だったのですが…
――そんな昨秋、佐賀で見学しそこなった場所の1つ。
いわば鍋島家の博物館である「徴古館」です。
立ち寄ったのが早朝だったため、まだオープン前の時間でした。

――本編では“鍋島”姓の主要な人物が幾人か登場しています。
まず、第1部の主人公である、殿・鍋島直正。
武雄領主で、直正の義兄(姉の夫)
“蘭学の先駆者”・鍋島茂義。
須古領主で、直正の庶兄(母違いの兄)
“藩政ナンバー2”の請役・鍋島安房。
…序盤では、まだ若かったこの3人を中心に佐賀藩をどう建て直すか、策を練っていましたね。自分で書いてて何ですが、とても懐かしい…
〔参照:第2話「算盤大名」④〕
――本日のテーマは「鍋島夏雲(市佑)」という上峰町ゆかりの方。
この方は殿・鍋島直正直属の配下で、独立した自治領主ではありません。殿に側近として仕えること30年。
現在の上峰町に領地を有した上級武士。側近の筆頭格のようです。
――“本編”では、歴史的に重要な局面でお名前が出てきます。
ペリーの黒船来航で、幕府から“大砲200門”を発注されたとき
〔参照(文末):第8話「黒船来航」⑩〕
ロシアのプチャーチンとアメリカのペリーが立て続けに来航
〔参照(中盤):第11話「蝦夷探検」④(保守派の賢人)〕
そして、最新の13話では、老中・阿部正弘の急逝の一報
〔参照(前半):第13話「通商条約」⑩(扇の要が外れるとき…)〕
――何で歴史の転換点ばかりに、ちょっとずつ登場するかと言えば…
「鍋島夏雲日記」という“幕末の記録”を残しているからです。
この日記は「明治維新150周年記念事業」として活字化もされて、上峰町内の学校に配布されたとか。
…私も見たいです。上峰町民の皆様、この書籍を大切になさってください。
――コツコツと歴史的に価値ある情報を記録しておられたのですね。
おかげで“本編”では「几帳面な方」というキャラクター設定になってしまいました。
しかも、あのフェートン号事件が1808年で、鍋島夏雲は1802年生まれです。
“本編”で言えば、第1話よりも前に誕生し、第13話では50代ということに。それだけ長く、激動の時代を見てきている方です。
――私の調べでは、人物像がいまいち掴めていないのですが…
あるテレビ番組で、歴史学者の磯田道史さんが幕末期の古文書調査を振り返っていたとき。
「最初から佐賀に行けば良かった。すべての情報が集まっていた」旨の発言があったと記憶します。
この記憶と“鍋島夏雲”という人物をつなげて見ると「情報収集に長けた佐賀藩」のイメージが浮かびます。
「鍋島夏雲日記」も、自ら積極的に収集した情報だとすれば…
――実像は、几帳面な“書記官”のイメージと全く異なるかもしれません。
スパイ映画ならば“諜報機関の長官”、娯楽時代劇ならば“御庭番衆の御頭(おかしら)”みたいな…描き方もできそうに思います。
「幕末佐賀藩と、情報戦(インテリジェンス)」…
上峰町民の皆様へのつぶやき、やや空想の域を出ない内容も含まれましたが、面白いと共感いただける方がいれば幸いです。
第13話「通商条約」の投稿が、ようやく完了しました。
新型コロナの第2波もあり、台風9・10号が立て続けに現れたり…と大変な夏でしたね。
ちなみに当ブログは、昨年12月にスタートしています。
それ以来、佐賀に一度も帰れていません。
昨年の秋は、現地取材に勤しむことも可能だったのですが…
――そんな昨秋、佐賀で見学しそこなった場所の1つ。
いわば鍋島家の博物館である「徴古館」です。
立ち寄ったのが早朝だったため、まだオープン前の時間でした。
――本編では“鍋島”姓の主要な人物が幾人か登場しています。
まず、第1部の主人公である、殿・鍋島直正。
武雄領主で、直正の義兄(姉の夫)
“蘭学の先駆者”・鍋島茂義。
須古領主で、直正の庶兄(母違いの兄)
“藩政ナンバー2”の請役・鍋島安房。
…序盤では、まだ若かったこの3人を中心に佐賀藩をどう建て直すか、策を練っていましたね。自分で書いてて何ですが、とても懐かしい…
〔参照:
――本日のテーマは「鍋島夏雲(市佑)」という上峰町ゆかりの方。
この方は殿・鍋島直正直属の配下で、独立した自治領主ではありません。殿に側近として仕えること30年。
現在の上峰町に領地を有した上級武士。側近の筆頭格のようです。
――“本編”では、歴史的に重要な局面でお名前が出てきます。
ペリーの黒船来航で、幕府から“大砲200門”を発注されたとき
〔参照(文末):
ロシアのプチャーチンとアメリカのペリーが立て続けに来航
〔参照(中盤):
そして、最新の13話では、老中・阿部正弘の急逝の一報
〔参照(前半):
――何で歴史の転換点ばかりに、ちょっとずつ登場するかと言えば…
「鍋島夏雲日記」という“幕末の記録”を残しているからです。
この日記は「明治維新150周年記念事業」として活字化もされて、上峰町内の学校に配布されたとか。
…私も見たいです。上峰町民の皆様、この書籍を大切になさってください。
――コツコツと歴史的に価値ある情報を記録しておられたのですね。
おかげで“本編”では「几帳面な方」というキャラクター設定になってしまいました。
しかも、あのフェートン号事件が1808年で、鍋島夏雲は1802年生まれです。
“本編”で言えば、第1話よりも前に誕生し、第13話では50代ということに。それだけ長く、激動の時代を見てきている方です。
――私の調べでは、人物像がいまいち掴めていないのですが…
あるテレビ番組で、歴史学者の磯田道史さんが幕末期の古文書調査を振り返っていたとき。
「最初から佐賀に行けば良かった。すべての情報が集まっていた」旨の発言があったと記憶します。
この記憶と“鍋島夏雲”という人物をつなげて見ると「情報収集に長けた佐賀藩」のイメージが浮かびます。
「鍋島夏雲日記」も、自ら積極的に収集した情報だとすれば…
――実像は、几帳面な“書記官”のイメージと全く異なるかもしれません。
スパイ映画ならば“諜報機関の長官”、娯楽時代劇ならば“御庭番衆の御頭(おかしら)”みたいな…描き方もできそうに思います。
「幕末佐賀藩と、情報戦(インテリジェンス)」…
上峰町民の皆様へのつぶやき、やや空想の域を出ない内容も含まれましたが、面白いと共感いただける方がいれば幸いです。