2020年08月01日

「望郷の剣3」

こんにちは。
お読みいただいた方、第12話海軍伝習」いかがだったでしょうか。今年も8月になってしまいました。

本日は、ある佐賀藩士(?)の想いを描く「望郷の剣」シリーズです。


――私の個人的な事情だが、周辺環境の変化により、4月以降の活動は苦戦を強いられている。

「この展開予期できなかった…」
ブログ開始時の想定に比べて、現在の私を取り巻く状況は厳しい。いまや2日に1度投稿ペースを守るのに手一杯である。

「いかん…写真の素材も無い!」
また新型コロナの蔓延により、佐賀に帰藩して行うはずの事柄が実施できない。いまや情報の収集にも高いハードルが生じている。


――しかし、そのことは私の“望郷の念”をより強いものとしている。

いろいろ疑問符(?)が付くとはいえ、仮にも“佐賀藩士”を名乗るならば、この程度の困難に屈してはならない。

これまでの「望郷の剣」の続きになるが、帰藩が叶わずとも、動く手立てはある。まずは“消費行動”で、佐賀の価値を示すのである。


――こうして我が家の食卓には、嬉野茶伊万里梨白石産“玉ねぎ”が並ぶこととなった。

佐賀県農産物は生産高でトップは取れなくても、ランキング高順位の品目が多い。良い位置に付けているのだ。もちろん品質は申し分ない。

これに小城の工場で製造される“ブラックモンブラン”、佐賀市内の製菓店の“丸ぼうろ”を加えれば、さらに彩りが増すことであろう。


――今年6月。新商業施設“コムボックス”がオープンし、佐賀駅前が少し賑わっていると聞く。

私が“帰藩”できた時期は、まだ工事中だったのが、ついに動き始めたのだ。


今まで「インバウンド」という言葉は、主に“観光用語”として使われてきた。外国人観光客による消費を指して使われている経過がある。

しかし「インバウンド」にはもう1つの意味があるらしい。“ビジネス用語”では、国内外を問わず「顧客から企業にアプローチしてくる動き」全般を指すという。


――例えば、有田焼で特定の窯元のファンが直接訪ねて来る…という動きは、もう1つの「インバウンド」であるようだ。

駅前新商業施設には、観光・県産品案内の拠点“SAGA MADO”があり、特産品展示ブースがあると聞く。いわば常設の見本市ができた。

これにより県内外の方と、佐賀の特産品との“出会い”の創り出されるはず…そんな展開に期待している。

佐賀県内の「この地域、この商品」のファンが増えれば、まず県内生産者が潤う。苦境にある地元の飲食業や温泉などの観光業にも、安定した資金が回る好循環を作り出せないか…


――「私が見たい幕末佐賀藩大河ドラマ」を追う中で、佐賀を主役にした“新しい消費行動”の実現を想うようになった。

もちろん、幕末期佐賀藩が行った政策のイメージに感化されている。

まずは全国各地に散らばっている佐賀藩士(?)呼び掛けを試みたい。
佐賀産品物を選択すべし!」と。

小さなところから、各々の“決起”を促すことも大事だと思うのである。


――以上です。最後にブログをお読みの皆様で、主に大都市圏に親族がいらっしゃる方へのつぶやきです。

たとえお盆の帰省自粛しても、このような佐賀との繋がり方もあります。

新型コロナへの心配で、帰省を迷っている親族をお持ちの皆様には、ひとまず特産品を通じて“望郷の想い”を満たす方法もあるのではないかと思います。

…わずかでも佐賀の経済プラスにはたらきますし、大都市圏に“佐賀への想い”を持つ同志(?)が増えれば、私も心強いです。

今は好機の到来を待つことにします。

  


Posted by SR at 19:28 | Comments(2) | 「望郷の剣」シリーズ