2020年07月21日

「心に引っかかること」

こんばんは。“本編”の中休みです。

まったく個人的な話ですが、ここ数日の間、頭痛が続いています。
何が原因なのか」と考えてみました。

直近の仕事での気疲れ…
新型コロナの感染拡大への懸念…
大雨のあとの猛暑、そしてまた大雨の予報…


――ふと思い至ったのが、数日前の人気俳優の訃報です。

申し上げる間でもありませんが、三浦春馬さんの逝去に関連した情報が連日テレビやネットで流れています。

さほど熱心なファンだったわけでもないのに、想定以上のダメージを受けている気がします。


――当ブログのテーマで語るとすれば、やはり「大河ドラマ」になります。

2017年大河ドラマおんな城主直虎」。
三浦春馬さんは、井伊直親という役を演じていました。

柴咲コウさんが演じた主人公・井伊直虎(おとわ)は、浜松にある“井伊谷”領主の娘。もともと一族の井伊直親が領主を継ぎ、主人公・直虎(おとわ)を妻とするはずでした。

主人公・直虎(おとわ)と、“婚約者”直親の幼少の日々。もう1人の幼馴染み・小野政次3人で成長していく姿が描かれます。

しかし、直親の父が大大名“今川家”への謀反を疑われ、直親自身にも危機が迫ります。

笛を愛する繊細な少年だった直親
身を隠し、そのまま行方知れずとなりました。


――以上が、主人公たちを子役が演じていたとき。あらすじは、ほぼ記憶頼みです。正確性に自信はありません。

直虎(おとわ)は、誰とも結婚しない!とに入り、そこで成長していきます。皆のために働く尼さんとして地域の人たちに慕われます。

この辺から、柴咲コウさんが演じています。

そのタイミングで、幼い頃に行方知れずとなっていた直親が、突然帰ってきます。容姿端麗、文武両道…まさに貴公子


――井伊直親は、いわばパーフェクトなイケメンに成長して帰ってきます。

ここから三浦春馬さんが演じているのですが、「うわっ、そう来たか」という輝きっぷりでした。

直親は「これでもか!」というほどの魅力的な笑顔を見せます。

直虎(おとわ)は、今川家からの監視の目もあって、として女を捨てて生きることを選んでいます。

そこで、超カッコ良くなって戻ってきた“元・婚約者”の出現。女性として幸せになりたいという気持ちが直虎(おとわ)にも芽生えます、尼さんとしては“煩悩”に苛まれることに…


――主人公・直虎(おとわ)は、涙ながらに“煩悩”に背を向け、直親は別の女性を正室に迎えます。

こうして誕生した赤ん坊・虎松が、井伊家の後継ぎ。
のちに徳川家康の配下“四天王”の猛将になる井伊直政です。(成長後のキャストは、菅田将暉さんでした)

しかし、小領主の悲哀を徹底的に描いたこのドラマ。領主たちを支配する、今川家の権力の強さも「これでもか…」と示されます。

こうして、井伊直親今川家の策略に嵌り、命を落とします。
三浦春馬さんの演技が、残像が見えるかのように印象深かった…と記憶します。

主人公・直虎は、もう一人の幼馴染み・小野政次(演:高橋一生)に影から支えられ、直親の子・虎松を守っていきます。
多くの犠牲を払いながらも、あの手この手で策を練り、荒れ狂う戦国の世で“井伊家”の存続に成功するストーリーでした。


――先述の展開で、三浦春馬さんはラストまで出演はしていませんが、全編を通じて存在感があったように思います。

これからも「大河ドラマ」などで、何度でもお見かけする方だと思っていました。

幕末が題材ならば、倒幕に奔走する志士、幕府に忠義を尽くす侍…いずれでも魅力的な人物像を示せたでしょう。

もしかすると、日本の近代化に全力を傾ける佐賀藩士の役でも、三浦さんを見ることができたかもしれない…と考えると残念でなりません。

単なる大河ドラマ視聴者にも、それだけ考えさせる俳優さんでした。
乱文にて恐縮ではありますが、哀悼の意を表したいと思います。

  


Posted by SR at 20:24 | Comments(0) | 企画案・雑記帳