2019年12月24日

「大木喬任」(賢人その5)<前編>

こんばんは。

本日はクリスマス・イブですね。
この華やかな日に“七賢人”の中で、最も“地味”と言われる方を紹介します。
賢人その5・大木喬任様です。

さて、時代は明治初期。舞台は“江戸”です。
幕府朝廷に政権を返しているので、この時点の首都は”京都”。

このとき大木様は佐賀藩の命令を受けて、新政府と話をしています。

幕末までは、首都として大賑わいだった”江戸”の街…
明治になってからは、混乱が見え始めます。

この大都市が衰退するのは、日本全体にとってマズい。
かつて”江戸”に留学していた大木様は危機感を持ちます。

江戸”を首都に、東の京、すなわち“東京”にしよう!と大木様の奮闘が始まります。

※洋風建築の内装(長崎街道より)

明治新政府の中心人物、岩倉 具視公のもとに出向く大木様。

江戸”を新しい都にし、“京都”とあわせて、東西2つの都”にしよう!という案。
練りに練った“意見書”を岩倉公に持参しますが…

「今、宴席の真っ只中じゃ。そこに置いていくがよい!」

…想いを込めた“ラブレター”を放置されたようなものです。
 空回りして、落ち込む大木様。

その夜。江戸にある佐賀藩の屋敷に戻った大木様。

――ひと声かけてみます。大木様!お話を伺うのは、明日にした方が良いでしょうか?

「気遣い助かる!今日は一人飲みたい気分だ!」

大木様と言えば“”。
  明日、また出直すことにします。


翌朝

――大木様、本日はいかがでしょうか?あ…また酒、飲んでる

「今日は、気持ち切り替えるために飲んでおる!」
…はぁ、切り替えですか。

「また、頑張ることにするぞ!」

――玄関に人の気配が!

大木くん、おるか!木戸じゃ!木戸 孝允じゃ。」
長州藩のリーダー桂 小五郎だ!明治の頃には木戸 孝允と名乗っていた。

「何かご用ですか。」
大木さん、無愛想はダメ。

「君の意見書は、江藤君と一緒に練り直したのか。大した内容じゃ!」
「読んでもらえましたか!」

「あぁ、岩倉様が読め!そして、大木に会いに行け!と言うものでな。」
岩倉様。ちゃんと受け止めてたのね。いわゆる“ツンデレ”か。

――大木様。ちゃんと想いが届いて良かったですね。

「おぅ、良かった。」
大木様は口数が少ない

そして、”江戸”は”東京”と”なりました。
大木様はその後、”東京府”知事としても奮闘します。

そして岩倉公は、その能力に高い信頼を置くことになりました。  


Posted by SR at 22:21 | Comments(0) | 人物紹介編(C)