2019年12月20日

「島義勇」(賢人その3)<前編>

こんばんは。

何かと忙しい年末。気持ちが追い込まれている方も多いのではないでしょうか。
今夜はそんな貴方に、少しでも高い大空広い大地を感じていただければと思います。

そう、本日ご紹介するのは、札幌を創った賢人・島義勇様です。

幕末まで“蝦夷地”と呼ばれていた、現在の北海道
そこには、広大な原野と自然とともに生きる人々がありました。

日本沿海のあらゆる地点で、異国船が出現する時代…
幕府は特に蝦夷地など、北方の守りが手薄と考えていました。

佐賀藩主・鍋島直正も同意見であり、島義勇北方の調査を命じます。
そして、幕府の雇った役人とともに蝦夷地冒険に旅立ちます…


「俺たちはやってやるんだ!!」

いまいち才能を発揮しきれていなかったアツい男、島義勇本気を出す時がやって来ます!


・・・大冒険のすえ、佐賀に帰藩した島様。

ワンワンdog

「おー愛い奴じゃのう…よしよし。」

クゥーンdog♪」

――島様、犬がお好きなんですね!

「おお、そうとも!命の恩人じゃからのぅ」

…恩人?

北国はいつでも冷えるのじゃ。犬は暖かいからのぅ。」

…実は暖房器具(?)でしたか。それにしても懐いてるな…犬。

――いかがでしたか、蝦夷地は?

「そりゃ、もう広いぞ!どこを見渡しても地の果てが見えるようじゃ。に入ろうものなら、二度と出られん気がする!」

自然のスケールが違いますからね。


――どのような行程でしたか?

「まず佐賀を出立してから、まず陸路函館に辿り着くまでに半年ばかりかかったわ!」

…まぁ、佐賀藩的には、いろいろ調査目的もありますからね。
 地形とか、動植物とか、鉱物とか…商材の確保資源の開発にもつながりますからね。

――蝦夷地はどのように回られましたか?

「このような感じじゃ!いろいろな困難に振り回されたじゃった!」

…まるで双六ですね。サイコロでも振りたくなる…


――よくご無事で。

蝦夷地に慣れている者がいたのだ。松浦武四郎と申す者がな。幕府の雇い人じゃ。」

北方の守りが不安なのは、幕府も一緒ですからね。探検家の松浦様は適任者だったのですね。

「あやつは、もう幾度も蝦夷地を回っておったという。土地の者とも親しいのだ。」

松浦武四郎が敬意を示していたアイヌの人々ですね。今までの探検の中で信頼が生まれたのでしょうね。


――記憶に残った場所はありましたか?

「途中、ものすごく良い土地があってのぅ!あの土地なれば、世界一の都が作れる!」

…おおっ、世界一と来ましたか。たぶん195万都市くらいになって、2020年にマラソンとか来そうな予感がします。


――今後の予定は?

蝦夷地調査記録をまとめなければならない!表題は“入北記”じゃ!やってやるぞー!」

報告の準備にも気合が入ってます。様も“殿”の期待に応えたいのですね。
 本日は、ありがとうございました。  


Posted by SR at 21:33 | Comments(0) | 人物紹介編(C)