2021年12月31日

「紅白に想う、SAGA」

こんにちは。
年末年始のお休みに入り、何が楽しいかと言えば、時間を選ばずに、有田焼の急須で入れた嬉野茶を飲んで、丸ぼうろを食(は)むことができます。

一年を振り返ると、あのアニメに出会ったことを語らないわけにもいかず…
〔参照:「再起の剣」

年の瀬の忙しい中、また複雑な記事を書いてしまったので、共感できる方にお読みいただければ幸いです。


――2021(令和3)年。ようやく知るに至った“佐賀を救う力”の一端。

気づいてなかったんか~い!」という激しい“ツッコミ”もあるかもしれません。

いや、佐賀から離れている私です。皆様と違って自然には情報が入りません。出遅れるのですよ。いろいろと。

肥前さが幕末維新博覧会』が盛り上がっていた頃、2018年佐賀をさらに熱くしたであろうアニメゾンビランドサガ』。

…そのリアルタイムでの感動を知ることなく、周回遅れを3年ばかり。

2021年4月から放送された、同作品第2期(第2シリーズ)『ゾンビランドサガ リベンジ』。私に大きな感銘を与えました。


嬉野温泉。作品のファンによる“マンホールのフタ”巡りでも、人気スポットと聞きます。

――いまも続く、異色のアイドルたちの活躍。

アニメから出でて、佐賀県内での“ご当地ナンバープレート”から“マンホールのフタ”にまで、作中のキャラクター登場しているそうですね。

ここ2年間佐賀に“帰藩”できておらず、残念ながら現物は見ておりません。

まずは“幕末佐賀藩の大河ドラマ”を志向する私ですので、当初は「さすがに、アイドル系のアニメまでは…」と引き気味でした。

第1期再放送すら視聴していなかったのは、そのためです。
〔参照:「誰かが、誰かの“憧れの人”」

しかし、第2期で視聴した回を重ねるごとに、同作品への私の評価は急上昇。最後には“感涙もの”に分類したことは、幾度か語ってきました。


――これは“深読み”し過ぎかもしれませんが、

主人公のアイドルグループ“フランシュシュ”のメンバーは一度亡くなってから甦っています。

作中では“ゾンビィ”と呼称され、不思議な肉体をしていて、もし首が離れても、くっつければ元通りに動けるのです…

「…この作品。やはり本気で“佐賀を救おう”としている!?」
教科書、歴史番組、今ならインターネットの情報でも。佐賀出身者である私の心を痛めつける“あの事件”の辛すぎる結末

そして歴史の過程でも、明治の一時期は県域が消滅するほど、佐賀県に与えられた痛烈なダメージ。
〔参照:「佐賀を取り戻す話」


――「よもや、ここを真っ向から書くとは…」

第2期(リベンジ)で明らかになってきた同作品の大枠。重要なエピソードがありました。まさかアイドル系アニメで、明治時代の話をまともに描いてくるとは。

主人公たちも、各々の時代で「もし生きていれば、佐賀繁栄をもたらすはずだった少女たち」という設定なのが泣かせます。

このように“生死の境”が基準なら、アニメ限定の話になってしまうのですが…

佐賀残って(戻って)いれば、地域の発展につながったはずの人」が都会に出たまま還ってこない…という事は、現実にもあると思うのですね。



――「ところで、なぜ年内最終日にアニメの話をする?」

大晦日だから思うのです。近いうちに『ゾンビランドサガ』の主人公グループ・フランシュシュ紅白歌合戦で見ることはできないかと。

ここ一年でも、同アニメの声優さんたちは、千葉の幕張で大規模なライブを行い、NHK歌番組にも出演を果たしています。

しかし、映画化が決定したとはいえ、一般的には同作品の盛り上がりのピークは過ぎているとの見方もあるようです。

「ここから、どう巻き返すか…」と年の瀬の最後まで、こんな事を考えています。
〔参照:「佐賀の“終わらない”物語…」


――今年は、特に“乱文”が多かった当ブログです。

そこそこ仕事も忙しく、幕末佐賀藩の大河ドラマをイメージした“本編”が進まなかった一年でした。

文章をまとめる時間の無い時は「佐賀への愛を叫ぶ(?)」企画も多かったので、読みづらい記事もあったと思います。

また年始にも語りそうですが「来年こそは“本編”を進めて、佐賀にも“帰藩”しよう!」という決意を新たにしているところです。

この一年もご覧いただいた皆様、ありがとうございます。良いお年をお迎えください。