2022年01月06日

「“鎌倉”どうでしょう」

こんばんは。
年明け。仕事モードです。今回の記事は簡潔にと思いましたが、何を書いても話が佐賀還ってしまう、私のブログ。どうしても長文になりがちです。

それはさておき、いよいよ今年(2022年)の大河ドラマ鎌倉殿の13人』が、スタートしますね。

まだ、放送してもいませんが、個人的に注目しているポイントを、前後2回ほどで記事にしようかと思います。



――前編は、“源氏”編。「とてもボヤきそうな、頼朝公」

今回の大河ドラマで、鎌倉幕府を開いた源頼朝公を演じる方。

北海道発のバラエティー番組『水曜どうでしょう』で有名となり、いまや全国区の人気者。昨年末には『紅白歌合戦』で司会を務めた、大泉洋さん。

2016年大河ドラマ『真田丸』で、主人公・真田信繁(幸村)〔演:堺雅人〕の真田信幸(信之)役での実績があります。


――愚痴っぽくて、親しみやすい長男キャラでした。

「大博打(おおばくち)の始まりじゃあ!」とか「ではおのおの抜かりなく」など、数々の名ゼリフを発し、インパクト絶大の真田昌幸〔演:草刈正雄〕。

小回りの効く真田信繁(幸村)と違って、他にも祖母とり〔演:草笛光子〕など家族にも、ぶんぶん振り回される真田信幸

のち苦悩のすえ父弟と別れるお兄ちゃん。「私は決めた!」と敵だった徳川方につき、名も真田家の“幸”の字をはばかって“信之”と改め…。

板挟みの苦労人ぶりも、大泉さんの表情とともに記憶に残っています。



――そんな『真田丸』の舞台の1つが、佐賀にありました。

文禄・慶長の役での拠点となった、肥前名護屋城。「綺羅、星の如く」当地に集結する戦国武将たち。つかの間の“仮装大会“の準備に勤しみます。

味良しの~(うり)~ 召されそうらえ~♪」
未だに耳に残る、真田昌幸役・草刈正雄さんの歌声。(第26回「瓜売」より)

本筋とは別のところでも、忘れられない作品を見せる、脚本家三谷幸喜さん。『鎌倉殿の13人』も三谷さんの脚本なので、注目せざるを得ないところです。


――肥前名護屋城址は、現在の佐賀県唐津市(鎮西町)に所在。

豊臣秀吉の朝鮮出兵のため、各地の武将が一堂に会した肥前名護屋の地。大名たちの陣屋を始め、多数の人々がひしめく“大都市”となりました。

『真田丸』では真田信繁(幸村)の目線で、豊臣秀吉〔演:小日向文世〕の晩年が描かれます。天下人として、栄華を誇った豊臣政権トップの“暴走”と老い

その天下人の逝去とともに肥前名護屋は、歴史の表舞台から姿を消します。安土桃山時代に20万人が生活したと言われる“巨大都市”が存在したという歴史の一頁です。



――今年の『鎌倉殿の13人』に話を戻すと。

大泉洋さんは、かつて「いい国(1192年)作ろう、鎌倉幕府」でおなじみだった源頼朝を演じるという大役。

但し、現在では、鎌倉幕府は段階的に出来たので成立年は特定しないとか、成立年は“いい箱”(1185年)とする見解が優勢だという情報を見かけます。

歴史勉強中のお子様、お孫さんのいる方は、今の教科書をご覧になってみても良いかもしれません。


――地域ローカル番組から全国区に。

大活躍している今でも、北海道民の方々は大泉さんに対して、半分は心配の混ざった暖かい眼差しで見守っている…とよく聞きます。

また、北海道は“大河ドラマ”の中心地と離れていることが多いためか、「全国平均よりも大河ドラマの視聴率が低い」と聞いたことがあります。

その点、大泉さんが準主役で大きい存在感を残しそうな『鎌倉殿の13人』は大丈夫なのかもしれません。



――北海道が描ける「大河ドラマ」の“答え”なら、佐賀にもあります。

佐賀の七賢人の1人にして、“札幌”を創った人・島義勇。現在では200万人に届こうかという大都市の基礎を築いています。

当地では“判官さま”と呼ばれることが多いそうです。「五州第一の都(世界一の都市)」を作るという、まっすぐな想いを込めて計画したのが札幌の街。


――幕末期の佐賀藩を書くと、

北海道(蝦夷地)の状況も、しっかりと表現することができそうです。

近い未来に島義勇を演じる方は、できれば北海道(札幌周辺)の出身、表情が豊かで、印象に残る演技をする俳優さんが望ましいと考えるところ。

佐賀藩士の中でも独自の行動が多い印象なので、多忙なスケジュールの方でも、調整はききやすそうです。ラストはあえて一言でまとめます。
「…どうでしょう」と。




  


Posted by SR at 22:08 | Comments(0) | 「大河ドラマ」関連