2022年06月19日

「記事500件目への到達」

こんにちは。
幕末佐賀藩大河ドラマをイメージして書いています“本編”の現在位置は、第18話京都見聞」の中盤です。

そして、例によって書き溜めた原稿のストックが切れましたので、また小休止を入れたいと思います。


――前回で、通算での記事投稿数が500件になりました。

ちょうど本編で描いたのは、佐賀を脱藩した江藤新平が、京都にある長州藩の屋敷に乗り込んだ場面。
〔参照:第18話「京都見聞」⑫(江藤、“長州”と出会う)



この展開が、のちに明治初頭で新政府に、佐賀藩が加わって“薩長土肥”の一角に入ることにつながっていきます。

場面の描写は想像によるところですが、ここが後の明治への転換期にかなり大きい意味を持ってくるので、区切りとしては良かったのではと思います。


――実際に書いてみて、体感していることがあります。

昨年(2021年)の夏。佐賀の視点から幕末の動乱期を描こうと、本編を再開し、第2部を始めてから1年あまり。
〔参照:「第2部を、どう描くか?」

ひたすら幕末黎明期の“佐賀による近代化”を綴る感じだった第1部と違い、相当に書きづらい第2部
〔参照(中盤):「佐賀の物語を描け!」(独自色③)

直接的には佐賀藩の話ではない、幕府他の雄藩の動向など…抑えるべきポイントは増える一方なのです。


――この辺りが、佐賀の「大河ドラマ」への道が険しい理由の一つかも。

例えば司馬遼太郎さんの『歳月』などの作品を読むと書きやすくなりそうですが、私の力量では“名作”に引っ張られた話になってしまう…と思っています。

まずは、なるべく佐賀特化したオリジナルの試作品を作りたい想いがあり、これが“本編”を書くうえで四苦八苦する理由です。
〔参照:「長崎街道をゆく」



私が調べている情報にも、司馬先生の影響を受けた記述が含まれる可能性はありますが、当面、作品自体は読まないようにしています。

今のところ、他にも各作家の先生が著わした“佐賀歴史ドラマ”の傑作も、一通り書き終えてから読むつもりです。

後で「こう書けば良かったか…」という気分にひたるのも、楽しみにしています。


――私の周辺にも、何やら険しさを増す…日々の仕事。

たしかに私の書く記事の“燃料”にもなっている、仕事のストレスですが、最近は「燃料過積載」の傾向があり、こうなると厳しいところ。

ブログ開始当初から比べれば、記事の投稿頻度も相当に落ちており、現在は3~4日1記事がやっとのペースになっています。

新型コロナ禍は一時より落ち着いているのに、佐賀へと“帰藩”できない要因でもあります。どこかで隙を見つけ、再び「佐賀への道」は開きたいです。


――というわけで、第18話「京都見聞」の後半の…

再開の時期は、話の構成や下書きが、ある程度整ってからになりそうです。

長州藩と接点を持つことになった江藤は、ある有力な公家と出会い、幕末の動乱が深まっていく京都の情勢を探ることに…というあらすじの予定。

しばらくは佐賀への「望郷の想い」を時折綴っていきたいと考えていますので、こちらもよろしくお願いします。




  


Posted by SR at 18:23 | Comments(2) | 佐賀への道