2022年08月01日

「小城にも、“大河”の風が吹く…」

こんばんは。
淡々と進む私の活動記録『聖地の剣』ですが、その舞台は佐賀市内です。

もし“帰藩”できても佐賀県内を回る時間は、なかなか取れないので、普段から各地域の情報は収集しています。

一息入れる企画の最中に、さらに“小休止”を入れていますが、現在放送中の大河ドラマ鎌倉殿の13人』について少し触れます。

なお私は、あまり中世史には詳しくありません。その展開には毎週、打ちのめされていて、面白い…というより凄まじい脚本だと感じています。


――最近、『小城市広報さくら 2022年8月号』を見ました。

例によって『さがファンブログ』から閲覧したのですが、私が言及せずにはいられない表紙・記事が掲載されていました。
https://static.saga-ebooks.jp/actibook_data/c_ogi_2022_08_202207270000/HTML5/pc.html#/page/1 (外部リンク)

今月号の表紙を飾っているのは、2022年大河ドラマ鎌倉殿の13人』に出演している俳優さんです。

当ブログでは記事にする機会を逸したのですが、6月に小城市内で大河ドラマトークライブが開催されたことは知っていました。

「小城にも、“大河”の風が吹く…」

――小城に来られたのは、有力御家人・千葉常胤を演じる岡本信人さん。

その広報誌の表紙では、小城須賀神社と思われる“聖地”への長い石段を背にして、両手を広げるようなポーズを決めておられます。

たしか『鎌倉殿の13人』のポスターは、北条義時〔演:小栗旬〕が同じような格好で撮影されていたはず。


――ドラマに登場した時点から、かなり高齢だったようですが、

千葉常胤〔演:岡本信人〕は、相当に影響力の強い武将である事は描かれていたと思います。

たしか千葉常胤が陣に合流した際には、源頼朝〔演:大泉洋〕に「父とも思おうぞ」とか語りかけられていたと記憶します。

この辺り、後に鎌倉幕府を開く源頼朝の“人心掌握術”の巧みさを表現した印象を受けました。

千葉常胤は1118年生まれのようで、源平合戦の時はギリギリ60代。鎌倉から奥州藤原氏に攻め入った時は70代に乗っている計算になるようです。


――作中には、色々と見せ場が…

御家人たちが“謀反”へとヒートアップする主軸となってしまい、期せずして、上総広常〔演:佐藤浩市〕が不遇の最期を迎える原因を作ったり。

また、酒の席で酔うたびに「九郎殿(源義経)は強かった…」と寝言で、語り続ける姿も見られました。

そのたび浮かぶのは、源義経〔演:菅田将暉〕の勇姿。その残像を視聴者に呼び起こす効果もあったと思います。

物語への登場時点から年配だった千葉常胤三浦義村〔演:山本耕史〕には、ついに「千葉の爺さんは、もうすぐ死にます」という扱いで、語られる始末。

現代とは比べれば、とても平均寿命が短いはずの鎌倉時代。この三浦義村の論評はいたって常識的だったのかもしれません。


――ところが、最近の放送でもご健在。

既に源頼朝が亡くなってからの話なので、さらに高齢となり、概ね80代のはずの千葉常胤鎌倉幕府が成立して歳月は流れても、まだ活躍中。

そんな幕府内で争いが起きそうな気配を知ってか「またに出て“もう一花”咲かせられる!」とばかりに元気な姿を見せていました。

これは、三浦義村の予想を裏切っての再登場。老いても、なお坂東武士であり続ける…。

年齢を理由に人生をあきらめない。“枯れても走る”その姿、もはや「千葉常胤には、高齢者の“”が乗っている…」と感じるほどでした。

「小城にも、“大河”の風が吹く…」

――そして『鎌倉殿…』から時代は進み、鎌倉中期には。

中興の祖・千葉常胤の活躍により、幕府の有力御家人として栄えた千葉氏。“元寇”への備えで、九州にも千葉一族が着任します。

こうして所領のあった、小城に拠点を構えた肥前千葉氏江藤新平は、当地の千葉氏に連なる家系の出身なので、本名が“胤雄”だったようです。
〔参照(後半):「紅白から“源平”を考える。」

幕末にも受け継がれた“”の一文字佐賀にも根付いた“千葉”の魂…ようやく千葉常胤役・岡本信人さんが佐賀県小城)に来る説明に至りました。


――なお、このトークイベントの“相棒”は

作中でも、とても前向きなオーラを放っている仁田忠常役・高岸宏行さん。
やれば、できる!」と明るく言い放つ高岸さんは芸人(コンビ名:ティモンディ)が本業の方。

かつては高校球児として名門校で活躍するも、一旦けがで挫折。それでも現在では、独立リーグの野球選手として再チャレンジ中のようです。

鎌倉殿…』では曾我兄弟の“仇討ち”が陰謀として描かれ、たしか仁田忠常が、源頼朝への襲撃を阻止するため戦う姿もありました。

さすがの身体能力を感じさせる、力強い動きで武者っぽい迫力を感じました。

仁田忠常は、源平合戦での九州平定に功績があったんだとか。イベントへの人選はこのためのようですね。

「小城にも、“大河”の風が吹く…」

――まさか、このイベントが表紙と裏面を飾ってくるとは…

主に小城市民の皆様。ぜひ8月号の“広報誌”を見かけたら、千葉常胤役・岡本信人さんの表紙にご注目ください。

なお、今回は『鎌倉殿の13人』の各場面を不確かな記憶のままに書いたので、間違っている可能性があります。

様々な人物の“最期”が印象的に描かれるドラマですので、千葉常胤のラストはどうなるか。

それはナレーションなのか、セリフなのか、映像なのか、あるいは、先ほどの元気な姿ラストシーンなのか…実は気になってます。








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Posted by SR at 22:37 | Comments(0) | 「大河ドラマ」関連
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