2024年12月01日
「終盤まで魅せる、光る君へ」(反省会シリーズ①)
私たちはいま、1年のうちでも忙しい響きがある「師走」の入口に立ちました。今回も「考える余裕が乏しいとテレビの話題が増える…」いつもの展開です。
記事自体は、本日放送の『光る君へ』(第46回)を視る前にほぼ書いていましたが、投稿は放送の視聴後になりました。
そんな経緯で、少々おかしな記載があるかと思いますが、これは予想なのか、感想なのか…とお読みいただければ幸いです。

――大河ドラマ『光る君へ』も最終盤に来て、まさかの“九州編”に突入。
史実の紫式部が九州に来たことがあるかは不知ですが、ちょっと嬉しいです。
藤原道長〔演:柄本佑〕が頂点に至った後をどう描くか…と思っていましたが、第46話のタイトルは「刀伊の入寇」。辞書では1019年の出来事とあります。
前回の放送で主人公・まひろ(紫式部)〔演:吉高由里子〕が、福岡(太宰府)の市街地に到着。今回は、ほとんど九州が舞台でした。
――これは「主人公を、史実の事件の目撃者にする」というパターンか…
今年の大河ドラマ、いくつかの「あったかもしれない」話を設定に盛り込んで、物語の軸にしている感じがします。
脚本家は、朝の連続テレビ小説『ふたりっ子』などを手がけてきた、大石静さんなので、女性の生き方の描写は間違いなさそう…と最初から思っていました。
しかし、平安時代の政争などから、つかず離れずに主人公を関わらせる手法が「上手い!」「面白い…」と感じながら、この1年近く視てきたものです。

――終盤で、こんな思い切った設定を出してくるとは…
個人的に、この展開をどう考えていたかを、過去の記事で振り返ります。
①主人公・まひろには、九州に来るフラグ(伏線)があった…
〔参照:「小休止その4、肥前は遠い国…」〕
まひろの親友・さわ〔演:野村麻純〕は、肥前国(佐賀・長崎)で嫁いでいます。その後、さわは、京の都に帰ることなく世を去ったことが、まひろにも手紙で伝わる場面がありました。
「もう会えないかも…」という彼女の予感は当たってしまったのですが、前回、まひろが「さわさんが亡くなった“松浦”」に寄りたい趣旨の発言もしています。
肥前の国庁は、佐賀市(大和町)あたりのようですが、古代の律令制の時代、松浦郡の中枢は現在の唐津市にあったとも。

ここでの「松浦」が長崎県でも、伊万里市の近所ですし、『光る君へ』で佐賀県を通る可能性が生じるとは予想外で、これは楽しみです。
②平安の英雄(ヒーロー)・藤原隆家はどう描かれる…
〔参照(後半):「光る君へ…私の楽しみ方③」〕
今回のサブタイトルにある「刀伊の入寇」という事件。太宰府の長官だった、藤原隆家が、九州北部沿岸を襲撃した異民族を撃退した、と説明されます。
一時、藤原隆家〔演:竜星涼〕の家族は貴族政治の頂に立っていたのですが、父・道隆〔演:井浦新〕の逝去をきっかけに次第にその座を追われていきます。
兄・伊周〔演:三浦翔平〕は、政敵・藤原道長に“呪詛”を繰り返していましたが、弟・隆家は急に慎ましくなって、バランスよく生きてきた印象があります。

史実の藤原隆家は貴族でありながら武士たちを率いて見事に戦い、異民族の襲撃を退けた後、部下たちには恩賞を与えるよう、朝廷へ報告をしたようです。
ドラマでは、淡々と危機に対処する隆家が頼もしい印象でした。さて、九州が舞台の展開は次回も続きそうです。また、師走の1週間を頑張るとしましょう。
記事自体は、本日放送の『光る君へ』(第46回)を視る前にほぼ書いていましたが、投稿は放送の視聴後になりました。
そんな経緯で、少々おかしな記載があるかと思いますが、これは予想なのか、感想なのか…とお読みいただければ幸いです。
――大河ドラマ『光る君へ』も最終盤に来て、まさかの“九州編”に突入。
史実の紫式部が九州に来たことがあるかは不知ですが、ちょっと嬉しいです。
藤原道長〔演:柄本佑〕が頂点に至った後をどう描くか…と思っていましたが、第46話のタイトルは「刀伊の入寇」。辞書では1019年の出来事とあります。
前回の放送で主人公・まひろ(紫式部)〔演:吉高由里子〕が、福岡(太宰府)の市街地に到着。今回は、ほとんど九州が舞台でした。
――これは「主人公を、史実の事件の目撃者にする」というパターンか…
今年の大河ドラマ、いくつかの「あったかもしれない」話を設定に盛り込んで、物語の軸にしている感じがします。
脚本家は、朝の連続テレビ小説『ふたりっ子』などを手がけてきた、大石静さんなので、女性の生き方の描写は間違いなさそう…と最初から思っていました。
しかし、平安時代の政争などから、つかず離れずに主人公を関わらせる手法が「上手い!」「面白い…」と感じながら、この1年近く視てきたものです。
――終盤で、こんな思い切った設定を出してくるとは…
個人的に、この展開をどう考えていたかを、過去の記事で振り返ります。
①主人公・まひろには、九州に来るフラグ(伏線)があった…
〔参照:
まひろの親友・さわ〔演:野村麻純〕は、肥前国(佐賀・長崎)で嫁いでいます。その後、さわは、京の都に帰ることなく世を去ったことが、まひろにも手紙で伝わる場面がありました。
「もう会えないかも…」という彼女の予感は当たってしまったのですが、前回、まひろが「さわさんが亡くなった“松浦”」に寄りたい趣旨の発言もしています。
肥前の国庁は、佐賀市(大和町)あたりのようですが、古代の律令制の時代、松浦郡の中枢は現在の唐津市にあったとも。
ここでの「松浦」が長崎県でも、伊万里市の近所ですし、『光る君へ』で佐賀県を通る可能性が生じるとは予想外で、これは楽しみです。
②平安の英雄(ヒーロー)・藤原隆家はどう描かれる…
〔参照(後半):
今回のサブタイトルにある「刀伊の入寇」という事件。太宰府の長官だった、藤原隆家が、九州北部沿岸を襲撃した異民族を撃退した、と説明されます。
一時、藤原隆家〔演:竜星涼〕の家族は貴族政治の頂に立っていたのですが、父・道隆〔演:井浦新〕の逝去をきっかけに次第にその座を追われていきます。
兄・伊周〔演:三浦翔平〕は、政敵・藤原道長に“呪詛”を繰り返していましたが、弟・隆家は急に慎ましくなって、バランスよく生きてきた印象があります。

史実の藤原隆家は貴族でありながら武士たちを率いて見事に戦い、異民族の襲撃を退けた後、部下たちには恩賞を与えるよう、朝廷へ報告をしたようです。
ドラマでは、淡々と危機に対処する隆家が頼もしい印象でした。さて、九州が舞台の展開は次回も続きそうです。また、師走の1週間を頑張るとしましょう。
Posted by SR at 22:12 | Comments(0) | 「大河ドラマ」関連
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