2021年06月12日
「新キャストを考える③」(青天に、佐賀藩士がくる)
こんばんは。
先日の発表で大河ドラマ『青天を衝け』に待望の佐賀藩士の登場が明らかに。
主人公・渋沢栄一〔演:吉沢亮〕を明治新政府に引っ張り込む役回りですから、この方は出演するはずと確信していました。
――では、新キャストとしての大隈重信の紹介です。
『青天を衝け』を紹介するNHK公式サイトでは佐賀藩士族と記載されています。藩校で騒動を起こして、長崎で英語を勉強してきた…との経歴まで掲載。
https://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/2000/449714.html(外部サイト)
わりと佐賀藩士・大隈重信としてのプロフィールが前面に出ている印象。
豪放磊落(らいらく)とも表現される大隈重信を演じるのは、大倉孝二さん。出演作品ごとに、強いインパクトを残す俳優さんというのが個人的なイメージです。
――しかも、出演者としてのコメントが…
大隈重信役につき「大変なことです」と語り、あえてもう一度「大変なことです」と、念押しまで入れてくる大倉さん。
「明治大正のビックネームである、大隈重信を演じるなんて!」という気持ちが伝わるような、熱い想いを感じるコメントです。
高身長の大倉孝二さん。実際の大隈も180センチほど背丈があったようです。欧米人に劣らない長身は外交にあたる際にも有利に働いたのかもしれません。

――そういえば「ノッポな」東京タワーのある港区。
港区内に、開業時『高輪ゲートウェイ』という名称が話題になった駅があります。その駅の傍で大発見が。
明治初期に、“鉄道の敷設”を先導した大隈重信の決断の“遺構”が出土したのです。半年前ぐらい前には、その発見が報じられていました。
大隈は1870(明治3)年頃、東京・高輪付近に鉄道を通すにあたって“海上”を通るルートを設定。「高輪築堤」整備の命令を出したそうです。
――これは佐賀県としても、タイムリーな話題。
大隈重信の没後100年の記念事業を展開する佐賀県。歴史的価値の高い近代化遺産「高輪築堤」の保存を求めて活動中との報道も見かけました。
1872(明治5)年には新橋~横浜間で日本初の鉄道が開業。当時の“報道写真”である錦絵には、海上の築堤を走る蒸気機関車の姿が描かれています。
現在の田町駅付近から品川駅付近。約2.7キロ分の土地が確保できない状況を見て、大隈は東京湾の浅瀬に堤を築いて線路を敷くことを決断したようです。
堤の側面を固めた四角い石は整然と並び、近代的な“石垣”の姿が残ります。

※大隈重信侯の銅像(佐賀市内)
――なんとも明治期の浪漫(ロマン)が漂う話。
幕末からの激動期、外交ができる人材として新政府に抜擢された大隈重信。
イギリス公使・パークスと真正面から折衝する大隈の姿。「佐賀の大河ドラマ」が実現すれば、ぜひ見たい場面です。
『青天を衝け』では、“大蔵大輔(だゆう)”として大隈が実質的に仕切る大蔵省への出仕を求め、旧・幕臣の渋沢栄一を説得します。
まとめると「大蔵(おおくら)省の大隈(おおくま)を演じる大倉(おおくら)さん…。」わかりやすく説明したつもりが、かえってややこしくなるようです。
――そんな“言葉遊び”は、さておき…
公式サイトで見る限り、弁舌の立つ大隈重信を演じる大倉孝二さん。渋沢栄一との関係性で、必ずしも良くばかりは描いてもらえないかもしれません。
その時は、大隈先生を甘く見ておられる方に“ガツン”と響くような辛口(?)でも良いです。大倉さんの個性を活かした、記憶に残る大隈に期待します。
先日の発表で大河ドラマ『青天を衝け』に待望の佐賀藩士の登場が明らかに。
主人公・渋沢栄一〔演:吉沢亮〕を明治新政府に引っ張り込む役回りですから、この方は出演するはずと確信していました。
――では、新キャストとしての大隈重信の紹介です。
『青天を衝け』を紹介するNHK公式サイトでは佐賀藩士族と記載されています。藩校で騒動を起こして、長崎で英語を勉強してきた…との経歴まで掲載。
https://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/2000/449714.html(外部サイト)
わりと佐賀藩士・大隈重信としてのプロフィールが前面に出ている印象。
豪放磊落(らいらく)とも表現される大隈重信を演じるのは、大倉孝二さん。出演作品ごとに、強いインパクトを残す俳優さんというのが個人的なイメージです。
――しかも、出演者としてのコメントが…
大隈重信役につき「大変なことです」と語り、あえてもう一度「大変なことです」と、念押しまで入れてくる大倉さん。
「明治大正のビックネームである、大隈重信を演じるなんて!」という気持ちが伝わるような、熱い想いを感じるコメントです。
高身長の大倉孝二さん。実際の大隈も180センチほど背丈があったようです。欧米人に劣らない長身は外交にあたる際にも有利に働いたのかもしれません。
――そういえば「ノッポな」東京タワーのある港区。
港区内に、開業時『高輪ゲートウェイ』という名称が話題になった駅があります。その駅の傍で大発見が。
明治初期に、“鉄道の敷設”を先導した大隈重信の決断の“遺構”が出土したのです。半年前ぐらい前には、その発見が報じられていました。
大隈は1870(明治3)年頃、東京・高輪付近に鉄道を通すにあたって“海上”を通るルートを設定。「高輪築堤」整備の命令を出したそうです。
――これは佐賀県としても、タイムリーな話題。
大隈重信の没後100年の記念事業を展開する佐賀県。歴史的価値の高い近代化遺産「高輪築堤」の保存を求めて活動中との報道も見かけました。
1872(明治5)年には新橋~横浜間で日本初の鉄道が開業。当時の“報道写真”である錦絵には、海上の築堤を走る蒸気機関車の姿が描かれています。
現在の田町駅付近から品川駅付近。約2.7キロ分の土地が確保できない状況を見て、大隈は東京湾の浅瀬に堤を築いて線路を敷くことを決断したようです。
堤の側面を固めた四角い石は整然と並び、近代的な“石垣”の姿が残ります。
※大隈重信侯の銅像(佐賀市内)
――なんとも明治期の浪漫(ロマン)が漂う話。
幕末からの激動期、外交ができる人材として新政府に抜擢された大隈重信。
イギリス公使・パークスと真正面から折衝する大隈の姿。「佐賀の大河ドラマ」が実現すれば、ぜひ見たい場面です。
『青天を衝け』では、“大蔵大輔(だゆう)”として大隈が実質的に仕切る大蔵省への出仕を求め、旧・幕臣の渋沢栄一を説得します。
まとめると「大蔵(おおくら)省の大隈(おおくま)を演じる大倉(おおくら)さん…。」わかりやすく説明したつもりが、かえってややこしくなるようです。
――そんな“言葉遊び”は、さておき…
公式サイトで見る限り、弁舌の立つ大隈重信を演じる大倉孝二さん。渋沢栄一との関係性で、必ずしも良くばかりは描いてもらえないかもしれません。
その時は、大隈先生を甘く見ておられる方に“ガツン”と響くような辛口(?)でも良いです。大倉さんの個性を活かした、記憶に残る大隈に期待します。
Posted by SR at 20:13 | Comments(0) | 「大河ドラマ」関連
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