2020年12月16日
「第1話・長崎警護」を振り返る(歳末反省会③)
こんばんは。
反省会が続きます。時期は1月後半。
「幕末佐賀藩の大河ドラマが見たい!」との想いが強くなりすぎて、私は自分のイメージを文章化し始めました。
――「佐賀の大河ドラマ」と銘打っていますが…
第1話でドラマが動く舞台は、ほとんど長崎です。
しかも、オープニングで会話しているのは、イギリス人水兵。
「一体、誰だ!テッドとグレッグって…」
思わずツッコミを入れたくなる方も居たかもしれません。
〔参照:第1話「長崎警護」①〕
――ところが、この2名も侮れません。
“フェートン号”の船員名簿を調べたわけもなく、名前の設定は架空。意外に凄腕で、あっと言う間にオランダ商館員を人質に取ります。
〔参照:第1話「長崎警護」③〕
このとき、オランダと対立していたイギリス。
長崎近海でも、英国船がオランダ船を追い回していたようです。

――困難に立ち向かう、長崎奉行・松平康英。
頼みの綱は、長崎の警備担当・佐賀藩(鍋島家)の兵員。しかし、ほとんど(9割ぐらい)が、佐賀に帰っていて不在!
この第1話では、主役の佐賀藩は“いいところ無し”の展開です。佐賀城下も、ひたすらバタバタしています。
〔参照:第1話「長崎警護」⑥-1〕
逆にカッコ良いのは、肥前大村藩。
――長崎の方も、きっとわかってくれるはず…
“佐賀の大河ドラマ”の実現は、長崎にとっても、ビッグチャンスですよ。
本来の警備部隊がいないことで、苦しむ長崎奉行所。
まだ夜明け前に颯爽と現れたのが、大村藩主・大村純昌。
私の勝手なイメージでは、いかにも“海の大名”な感じで見たいです。「褐色の肌に白い歯」って俳優さんに演じてほしいです。
〔参照:第1話「長崎警護」⑥-2〕

――ちなみに現在の長崎県大村市あたりのお殿様。
この“海の大名”。長崎奉行所と一緒に“フェートン号”撃退作戦を計画します。
「正面から戦っても厳しいから、大村の小舟で敵船に乗り移ろう!」
「そして“フェートン号”を内側から燃やしてしまえ!」というワイルドな作戦です。
――そのとき“フェートン号”が退去します。
危険を察知したのか、まずは水・食料を確保できたからか。いずれにしても長崎港から出ていきます。
こうして、特大の不始末をやらかした、我らが佐賀藩。
さっき城下でドタバタしていた、長崎御番の若侍は信頼する上役が処罰される直前に、面会を許されます。
〔参照:第1話「長崎警護」⑥-3〕
――これは、ドラマ要素が欲しかったので…
”ご都合主義”になりますが、この若侍。のちに、上役の娘と夫婦になっているという設定があります。
(次話以降で、たしか同僚が一言つぶやいていたと思います。)
「“無法な異国船”は、義父の仇(かたき)…」
長崎御番の若侍は、後々“蘭学じじい”と呼ばれるまで、佐賀藩の技術開発を支えていく…というサイドストーリーです。
――ところで、この“長崎御番の若侍”とは何者か…
この話を作るときに、色々考えたのです。
のちに長崎砲台の責任者になる“伊東次兵衛”。1808年時点では幼児です…
佐賀藩の製砲主任になる、本島藤太夫の誕生も、まだ6年ばかり後です。
――この方々の“先輩”としてオリジナルキャラで描くことに。
もっと調べれば、かなり設定に近い人物は出て来そうな予感がします。
…ちなみに前回も触れましたが、第1話には弟の描いた挿絵がよく使われています。ありがとう、弟。
反省会が続きます。時期は1月後半。
「幕末佐賀藩の大河ドラマが見たい!」との想いが強くなりすぎて、私は自分のイメージを文章化し始めました。
――「佐賀の大河ドラマ」と銘打っていますが…
第1話でドラマが動く舞台は、ほとんど長崎です。
しかも、オープニングで会話しているのは、イギリス人水兵。
「一体、誰だ!テッドとグレッグって…」
思わずツッコミを入れたくなる方も居たかもしれません。
〔参照:
――ところが、この2名も侮れません。
“フェートン号”の船員名簿を調べたわけもなく、名前の設定は架空。意外に凄腕で、あっと言う間にオランダ商館員を人質に取ります。
〔参照:
このとき、オランダと対立していたイギリス。
長崎近海でも、英国船がオランダ船を追い回していたようです。

――困難に立ち向かう、長崎奉行・松平康英。
頼みの綱は、長崎の警備担当・佐賀藩(鍋島家)の兵員。しかし、ほとんど(9割ぐらい)が、佐賀に帰っていて不在!
この第1話では、主役の佐賀藩は“いいところ無し”の展開です。佐賀城下も、ひたすらバタバタしています。
〔参照:
逆にカッコ良いのは、肥前大村藩。
――長崎の方も、きっとわかってくれるはず…
“佐賀の大河ドラマ”の実現は、長崎にとっても、ビッグチャンスですよ。
本来の警備部隊がいないことで、苦しむ長崎奉行所。
まだ夜明け前に颯爽と現れたのが、大村藩主・大村純昌。
私の勝手なイメージでは、いかにも“海の大名”な感じで見たいです。「褐色の肌に白い歯」って俳優さんに演じてほしいです。
〔参照:

――ちなみに現在の長崎県大村市あたりのお殿様。
この“海の大名”。長崎奉行所と一緒に“フェートン号”撃退作戦を計画します。
「正面から戦っても厳しいから、大村の小舟で敵船に乗り移ろう!」
「そして“フェートン号”を内側から燃やしてしまえ!」というワイルドな作戦です。
――そのとき“フェートン号”が退去します。
危険を察知したのか、まずは水・食料を確保できたからか。いずれにしても長崎港から出ていきます。
こうして、特大の不始末をやらかした、我らが佐賀藩。
さっき城下でドタバタしていた、長崎御番の若侍は信頼する上役が処罰される直前に、面会を許されます。
〔参照:
――これは、ドラマ要素が欲しかったので…
”ご都合主義”になりますが、この若侍。のちに、上役の娘と夫婦になっているという設定があります。
(次話以降で、たしか同僚が一言つぶやいていたと思います。)
「“無法な異国船”は、義父の仇(かたき)…」
長崎御番の若侍は、後々“蘭学じじい”と呼ばれるまで、佐賀藩の技術開発を支えていく…というサイドストーリーです。
――ところで、この“長崎御番の若侍”とは何者か…
この話を作るときに、色々考えたのです。
のちに長崎砲台の責任者になる“伊東次兵衛”。1808年時点では幼児です…
佐賀藩の製砲主任になる、本島藤太夫の誕生も、まだ6年ばかり後です。
――この方々の“先輩”としてオリジナルキャラで描くことに。
もっと調べれば、かなり設定に近い人物は出て来そうな予感がします。
…ちなみに前回も触れましたが、第1話には弟の描いた挿絵がよく使われています。ありがとう、弟。
Posted by SR at 22:05 | Comments(0) | 歳末反省会
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