2021年08月26日

「スケジュールの合わんばい!(第16話・場面解説②)」

こんばんは。
よくご覧の方はお気づきでしょうか。このところ投稿のペースが落ちています。

私の書く話は、ある意味で“仕事のストレス”を燃料として展開します。現在は、“燃料”の供給過多と言っても良い状況であり、進むものも進みません。


――もがきながら、書き続けた…

当ブログの記事数も、もうすぐ400本

本日は「幕末佐賀藩大河ドラマ」のイメージを求めて“ボツ企画”も量産し、時に辻褄が合わない話も“強行突破”している実態を少しご紹介したいと思います。



――では、第16話「攘夷沸騰」を例に…

まず“物語”の1つの軸になっていきます、親友3人の場面から。ここでの3人と言いますと、大木喬任江藤新平、そして中野方蔵です。

本編”では、中野が「我ら三人が揃って“国事”に奔走しよう!」とよく語ります。
〔参照:第16話「攘夷沸騰」③(旅立つ友へ)


――しかし、実際のところ…

中野方蔵は、もっと突き抜けた言葉を残していて「三人此世に生を受けたるは、日本に授けたる所」とまで語ったそうです。

この3人の場合は実力も伴っているのですが、何だか「若者らしくて良いな!」と思いました。私の描き方は、少し控え目に過ぎるのかもしれません。


――本日の主題はそこではなく、

1860年(安政七年・万延元年)当時の、江藤新平役職についてです。

先ほど参照した話()では、江藤はすでに佐賀藩貿易部門・代品方に就いている前提で書きました。

史実では、この頃だと“火術方”か、上佐賀代官所に務めたようです。直前の話(⑩)では史実に寄せて、貿易の職務にはまだ就いていない設定にしています。
〔参照:第16話「攘夷沸騰」⑩(英国船の行方)



――なお、伊万里湾に面する高台に来ている江藤

このエピソードは江藤だけでなく、助右衛門貿易部門に務めたことがあり、江藤自身も伊万里に立ち寄った履歴があるという資料からの想像の産物です。

賑わう伊万里の港で、のちに新時代を築く才能の片鱗を見せる展開を描いてみたかったのですが、今のところ、このぐらいにしておきましょう。


――第16話の主要年代は1861年(万延二年・文久元年)。

副島種臣江戸に出たのはこの年では少し先取りして描いています。
〔参照:第16話「攘夷沸騰」⑨(玉石、相混じる)

なるべくダイナミックに描きたいのですが、「史実創作のバランス」が気になるところ。“真似事”をしてみてわかりますが、歴史を描くって難しい…

ちなみに“佐賀県”の歴史に詳しい方は、第16話「攘夷沸騰までの展開で、私が“何の事件”を中心に描こうとしているか、既にお分かりかもしれません。

第16話すら、いつ完了できるか…という状況ですが、気長にお読みいただければ幸いです。



  


Posted by SR at 22:21 | Comments(0) | 企画案・雑記帳