2021年09月12日
「新キャストを考える④」(“絶望”を越えて行け)
こんにちは。
先日、告知したNHK総合『シブヤノオト』を視聴しました。『ゾンビランド サガ』のキャストの声優さんが、思っていた以上に“アイドル”として登場。
想定外の直球勝負だったので逆に驚きました。最近の声優さんは、本職以外で歌うだけでなく、踊れんばならんのですね…緊張が伝わってくる気もしました。
テレビ初披露という『徒花ネクロマンシー』の歌唱。未視聴の“第1シリーズ”の主題歌でしたが「絶望の中でどう突き進むか…」その歌詞に考えさせられます。
――こうして、“他事”に気を取られていた私。
本来、優先して追いかけるべき大河ドラマ『青天を衝け』では、さらに新出演者の情報が発表されていました。
かなり前に発表された大倉孝二さんが演じる大隈重信も、今までの放送回では、まだ見かけていません。
〔参照:「新キャストを考える③」(青天に、佐賀藩士がくる)〕
…それだけ大隈侯が重要キャストで、早めに発表したと理解しておきます。

――ポイントは今回、追加で発表された新キャスト。
ついに、あの方の配役が発表されました。私が確認する中では『青天を衝け』で2人目の佐賀藩士。江藤新平のキャストが、ようやく判明したのです。
https://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/2000/453042.html(外部サイト)
実務能力が不足していた明治政府。江藤は持ち前の才能で次々と課題を解決。近代国家の制度を設計し、“民のための司法”を築いていきます。
政府高官でもなれ合いは許さず、不正には厳しく対処する“正義の人”だったのですが、あまりに最期が悲劇ゆえ、“ヒーロー”扱いが難しい方でもあります。
――これは並みの俳優さんでは…務まらない?
『西郷どん』で江藤新平を演じた迫田孝也さんには民放のドラマでも演技力に評価が集まっていました。迫田さんの熱い江藤には根強いファンが多い様子。
“難役”と言ってもよい、江藤新平を『青天を衝け』で演じるのは、増田修一郎(ますだ しゅういちろう)さん。
『西郷どん』のキャストにも名を連ね、薩摩藩士・有馬新七役を演じたそうです。
京の伏見で起きた“寺田屋騒動”、薩摩藩内の同士討ちの場面があったはず。増田さんの登場とは意識していませんが、壮絶なシーンだったと記憶します。

――ちなみに「大河ドラマ」以外で、お名前には見覚えがありました。
増田さんは「場面への登場は多いが、セリフは少ない」という役回りだったと思いますが、その鋭い表情と、存在感がある佇(たたず)まいが印象に残りました。
いわゆる強面(こわもて)の枠なのか、刑事や警察官以外では“悪役”での起用が多いそうですが、「大河ドラマ」の出演は、すでに3度目とあります。
NHK公式でのコメントには、江藤新平が明治政府の骨組みを作り上げた功績にも触れ「力強く演じたい」との言葉でした。
――『青天を衝け』では、
渋沢栄一の視点で考えると、江藤はあまり良く描いてもらえないと推測もします。
「“悪役”のような描かれ方をするかも…」と心配もするところ、『青天を衝け』の江藤新平役への期待は、作中に埋没せずに“強い印象”を残すこと。
「大河ドラマ」に慣れていて、存在感のある俳優さんのキャスティング。「この人が主役の物語も見たい!」となるためには、好機ではないかと思います。
――江藤新平に対する人物評で…
たしか、勝海舟だったと思いますが、こんな評価をしていたようです。
「あれは、驚いた才物だよ」と。
その一方で「ビリビリしておって、実に危うい」とも言及したようです。増田修一郎さんの険しい表情を思い返すに、この辺りの表現に期待できそうです。
“悲劇”は変えられませんが、真相を見つめ直し、未来につなげることはできる。江藤の人物像が見直される「反撃の時」は近づきつつある…そう感じます。
先日、告知したNHK総合『シブヤノオト』を視聴しました。『ゾンビランド サガ』のキャストの声優さんが、思っていた以上に“アイドル”として登場。
想定外の直球勝負だったので逆に驚きました。最近の声優さんは、本職以外で歌うだけでなく、踊れんばならんのですね…緊張が伝わってくる気もしました。
テレビ初披露という『徒花ネクロマンシー』の歌唱。未視聴の“第1シリーズ”の主題歌でしたが「絶望の中でどう突き進むか…」その歌詞に考えさせられます。
――こうして、“他事”に気を取られていた私。
本来、優先して追いかけるべき大河ドラマ『青天を衝け』では、さらに新出演者の情報が発表されていました。
かなり前に発表された大倉孝二さんが演じる大隈重信も、今までの放送回では、まだ見かけていません。
〔参照:
…それだけ大隈侯が重要キャストで、早めに発表したと理解しておきます。

――ポイントは今回、追加で発表された新キャスト。
ついに、あの方の配役が発表されました。私が確認する中では『青天を衝け』で2人目の佐賀藩士。江藤新平のキャストが、ようやく判明したのです。
https://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/2000/453042.html(外部サイト)
実務能力が不足していた明治政府。江藤は持ち前の才能で次々と課題を解決。近代国家の制度を設計し、“民のための司法”を築いていきます。
政府高官でもなれ合いは許さず、不正には厳しく対処する“正義の人”だったのですが、あまりに最期が悲劇ゆえ、“ヒーロー”扱いが難しい方でもあります。
――これは並みの俳優さんでは…務まらない?
『西郷どん』で江藤新平を演じた迫田孝也さんには民放のドラマでも演技力に評価が集まっていました。迫田さんの熱い江藤には根強いファンが多い様子。
“難役”と言ってもよい、江藤新平を『青天を衝け』で演じるのは、増田修一郎(ますだ しゅういちろう)さん。
『西郷どん』のキャストにも名を連ね、薩摩藩士・有馬新七役を演じたそうです。
京の伏見で起きた“寺田屋騒動”、薩摩藩内の同士討ちの場面があったはず。増田さんの登場とは意識していませんが、壮絶なシーンだったと記憶します。

――ちなみに「大河ドラマ」以外で、お名前には見覚えがありました。
増田さんは「場面への登場は多いが、セリフは少ない」という役回りだったと思いますが、その鋭い表情と、存在感がある佇(たたず)まいが印象に残りました。
いわゆる強面(こわもて)の枠なのか、刑事や警察官以外では“悪役”での起用が多いそうですが、「大河ドラマ」の出演は、すでに3度目とあります。
NHK公式でのコメントには、江藤新平が明治政府の骨組みを作り上げた功績にも触れ「力強く演じたい」との言葉でした。
――『青天を衝け』では、
渋沢栄一の視点で考えると、江藤はあまり良く描いてもらえないと推測もします。
「“悪役”のような描かれ方をするかも…」と心配もするところ、『青天を衝け』の江藤新平役への期待は、作中に埋没せずに“強い印象”を残すこと。
「大河ドラマ」に慣れていて、存在感のある俳優さんのキャスティング。「この人が主役の物語も見たい!」となるためには、好機ではないかと思います。
――江藤新平に対する人物評で…
たしか、勝海舟だったと思いますが、こんな評価をしていたようです。
「あれは、驚いた才物だよ」と。
その一方で「ビリビリしておって、実に危うい」とも言及したようです。増田修一郎さんの険しい表情を思い返すに、この辺りの表現に期待できそうです。
“悲劇”は変えられませんが、真相を見つめ直し、未来につなげることはできる。江藤の人物像が見直される「反撃の時」は近づきつつある…そう感じます。
Posted by SR at 12:03 | Comments(0) | 「大河ドラマ」関連
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