2021年02月08日

「美しいものを見た…」

こんばんは。
昨日、最終回を迎えた大河ドラマ麒麟がくる」。

ツイッターなどのSNS上でも話題沸騰だったようですね。
翌日のネットニュースのコメント欄でも賞賛の嵐が…


――ふと、気づきました。

インターネット上のニュースコメント欄。普段ならば、どちらかと言えば非難批判が渦巻き、わりと“殺伐”とした感じです。

しかし、今日の「麒麟がくる」関連の記事は違いました。視聴者個々の想いが、美しい言葉で綴られます。まるで“麒麟”が舞い降りた平和な世界


――主なものを挙げると…

主人公・明智十兵衛光秀)役の長谷川博己さんの好演への賞賛。そして光秀生存の可能性を残したシナリオへの感謝の言葉。

特に多かったのは、織田信長役・染谷将太さんの演技への熱い支持。純粋で悲しく、美しい本能寺の変」だったという声も。

「美しいものを見た…」

――私自身も昨日、視聴してから

心のざわめきが止まらず、まさに感動の「大河ドラマ」だと思います。印象深いのは、染谷版・織田信長の「幼児性ゆえの狂気」のような表現。

喜んでくれる」とか「褒められる」と期待して、平然と恐ろしいことを行う。本人良かれと思って動いている分、余計に怖いのです。妙な説得力を感じました。


――そして、全編を通じて見られたのが、

子どものように自由信長に対して、明智十兵衛(光秀)の大人らしい苦悩。何だか「中間管理職気苦労」の詰め合わせセットでも、見るようでした。

斎藤道三(演:本木雅弘)に仕えるときもそうだったのですが、この明智十兵衛(演:長谷川博己)には、共感できるセリフが多いのです。


――とにかく、よく“無茶ぶり”を受ける。

「はっ…、○○でございますか!?」
明智十兵衛。無理な命令に“本気なのか!?”と聞き返す場面の多いこと…

しかも「本能寺の変」にいたっては、朝廷将軍も周りの武将たちも…果ては、幼なじみで信長の妻・帰蝶(演:川口春奈)まで。

「美しいものを見た…」

――皆、明智十兵衛に“決断”を迫っている…

信長始末しろ!」と外堀を埋めていっているように見えました。

やるべき理由が固まり“自分の仕事”になって「敵は本能寺」となるのですね…
明智十兵衛が自身を討ちに来た」と知ったときの信長は、なぜか安堵の様子。


――自分を止めてくれるのは、やはり十兵衛だったか…

救いを得たかのような、信長(演:染谷将太)の複雑な表情。
…あれは、何とも言えませんでした。

そして最後まで大暴れして、遊び疲れた子どものように、安らかに眠る…これで明智十兵衛(光秀)と織田信長2人の物語は、完結してしまった感じでした。


――こうして明智十兵衛(光秀)は、生存の可能性ありのルートへ…

颯爽と駆けていく十兵衛。幻かも知れないけども希望が湧くラストでした。

…今日は、私の「麒麟がくる」最終回へのつぶやきをお送りしました。

長谷川博己さんには、いつの日か佐賀藩士も演じてほしいです。
「“麒麟”だけでなく、そんな日も来る」ことも待ってます。



タグ :大河ドラマ

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Posted by SR at 21:51 | Comments(0) | 企画案・雑記帳
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