2024年07月07日

「滑込の剣」(4)佐賀の“中枢”に至る

こんばんは。今年1回目の佐賀への“帰藩”で、5月上旬の話を書いています。

陽射しはそこそこありましたが、まだ新緑の季節だったので、日陰に入れば過ごしやすい時期でした。

大型スクリーンからピアノの音色が流れる、駅前の大屋根を後にして、佐賀駅BCへと進むところからです。

――駅改札のすぐ東。“BC”とは、「バスセンター」だという。

佐賀市内のバス交通の結節点。この場所からは様々な選択肢がある…とはいえ、私の進むべき方向は決まっている。

中央大通りに向かうバスが「丁度よか時に来たとよ。さぁ、乗らんね」とばかりに、スーッと走り込んでくる。

「かなり、空いている…ほぼ貸し切りに見えるぞ!」
自家用車でないと不便、それもわかる。だが、もう少し混んでいないと、いわゆる“都会”で暮らすは、やや不安をおぼえる。

「いや、これは佐賀が私を“特別扱い”してくれたのだ!そうに違いない」と、納得しておくことにした。

――実際、バスは快適で早かった。

市街地の大通りを佐賀銀行、佐賀玉屋、佐賀バルーンミュージアム…と進む、こんな時、私はこう思う。

「いま、私は間違いなく、佐賀の地にいる…」
いつから、このような“体質”になったのか。体の中心から、指先にまで気力が還ってくる感じがする。

そういう、地元に住む方に理解し難い感覚はさておき、「県庁前」で下車する。

本日、最初の目的地がすぐ近くにあるからだ。そこは、いわば現代における“佐賀中枢”。

私は佐賀県庁の1階ロビーに到達した。なぜ、ここに来たのか…というと、ある情報を掴んでいたからだ。




  
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Posted by SR at 22:34 | Comments(0) | 佐賀への道