2021年11月25日

「あの佐賀人は、不死身じゃ!」

こんばんは。
現在、“本編”第17話の序盤を書き進めていますが、今日はひと休みです。

幕末・明治期を描く大河ドラマ青天を衝け』も年末までの放送と聞きますので、あと1か月ほど。

オリンピックの日程の関係で、例年よりドラマ全体の話数は少ないようですが、最後まで目が離せそうにありません。


――日曜放送の『青天を衝け』第36話。

時代は、1881年“明治十四年の政変”に到達しています。

この政変によって、大隈重信〔演:大倉孝二〕は、政府を追放されるのですが、「私なら、どう描くか…」と考えながら見てしまいます。

集中して視聴すると、大隈を評した“衝撃のセリフ”が飛び込んできました。



――追放されても、なお恐れられる大隈

放送開始から20分ほど経過し、長州井上馨〔演:福士誠治〕が、渋沢栄一〔演:吉沢亮〕のもとに現れます。

政府が便宜を図るので、新しい海運会社三菱を抑えてほしい」というのが、井上から渋沢への用件。

渋沢から「なぜ、そこまでするのか?」と問われて、大隈の怖さを知る、井上は「それが…」と語り始めます。


――「あの佐賀人は、不死身じゃ!」

ある意味“痛快”なセリフ。井上が、その言葉を発した直後には、大倉孝二版・大隈重信の勇姿が画面に浮かびます。

…気になる方は土曜再放送などで、ご確認いただければと思います。

政変政府から追い出されても、政党を作って、リベンジ(反撃)する大隈。対立する側は“三菱”とのつながりが、大隈の力の源泉と考えて、そこを叩くです。


「旧三菱合資会社唐津支店本館」※以下のアニメでおなじみの“洋館”です。

――それにしても“不死身”とは…

私は、佐賀を舞台にしたアニメ『ゾンビランドサガ』を連想しました。

「死んでも夢をかなえたい!」
「いいえ、死んでも夢はかなえられる!」

これも、文字にすると“衝撃のセリフ”ですが、同アニメで第1期のテーマソング歌唱前の“口上”として述べられる言葉のようです。


――このしぶとさは、“佐賀人”の根性?

ちなみに当時の大隈重信は、政府から追われるのと引き換えに「国会の開設を約束させたから、勝利とも言える」と捉えたようです。

薩長の藩閥を向こうに“相打ち”したと言わんばかり。「肉を切らせて骨を断つ」ような発想なのか。転んでも、ただでは起きない大隈重信



――たしかに“不死身”な感じがあります。

古くから不老不死の“徐福伝説”に彩られた、佐賀

最近では『ゾンビランドサガ』で、不死のアイドルたちが活躍する、佐賀

大隈先生も、佐賀らしい“不屈ヒーロー”ということなのかもしれません。


――いま、私が“本編”で書いているのは…

大河ドラマで放送中の年代から20年ほど前。若き日の大隈八太郎重信)。

前回まで唐津藩の力も借りて一旦、江戸へと展開した話。大隈の視点で、再び佐賀へと還ります。

今話では、少し登場人物家族の話も織り交ぜていきたい…と考えていますが、どこまで表現できるか。これから進めていきます。







  


Posted by SR at 21:08 | Comments(0) | 「大河ドラマ」関連