2021年06月22日

「共感の涙」

こんばんは。
まさか、ここまでハマるとは思わなかった『ゾンビランドサガリベンジ』。

…毎週末、楽しみにしてきた「佐賀が主役の時間」も残りあと1回。


――第11話を振り返って…

遠くから見ていても“佐賀の脅威”と感じられる水害

全国ネットでは、たまにしか映らない佐賀県ですが、豪雨災害の時には、繰り返し映ったことをもどかしい思いで見つめていました。

アニメ『ゾンビランドサガ』でも、水害で大きな被害が出た…という設定の話が展開していました。


――ご当地アイドル“フランシュシュ”のメンバーは…

何せ“ゾンビ”なので、特殊メイク無しでは人前に出られません。

突然の水害メイクの道具を失い、特殊な化粧を施す技術のあるプロデューサーとも離れ離れに。

それでも前向きな“ゾンビ”アイドルたち。自身も被災者でありながら、周囲の支援のため行動します。

「共感の涙」

――なんと健気な…と感じ入る私。

そんな怒涛の展開の中、途中にCМも入ります。

「出た!有田の“陶山神社”!」

同番組をご覧の方にはお馴染みと思われます。CMの前後には登場人物とともに佐賀の名所・名物が紹介されます。

これは“アイキャッチ”と呼ばれ、広告業界でもよく使われる単語と聞きます。いわゆる和製英語で「顧客の目を引き付ける視覚情報」という感じでしょうか。


――水害は困りますが、“佐賀への愛”が溢れるのは問題なし。

普段は“フランシュシュ”のメンバーたちが、神埼そうめん食べたり、レンコンを掘ってたりします。

しかし、この時の画は「有田陶山神社の階段にたたずむプロデューサー巽幸太郎(たつみ こうたろう)」

常にテンションが高いグラサン(サングラス)の男性です。

「共感の涙」
※有田観光協会の方も番組のアイキャッチに喜んでおられた様子。(さがファンブログで見た情報)

――さらに話は展開し…

避難所となったショッピングモールで被災者の手助けをし、子供たちを励まし続けた“フランシュシュ”のメンバー。

ついに特殊メイクの効力が切れて“ゾンビ”である素顔が…

大ピンチなのですが、ここまでの行動で抜群の信頼感を得ていた彼女らを誰も“気持ちの悪い”ものとは見ません。

それこそ「“特殊メイク”で驚かそうとしている…」と受け流します。


――彼女らの正体を暴こうとした雑誌記者も…

眼前に広がる「優しい世界」に“真実を追う”行動を止めてしまいます。

そこで現れたプロデューサー(たつみ)が「彼女たちは“アイドル”です」と。もはや「生死の別は関係ない…」という凄い展開。


――「なぜ、この物語を最初から見てなかったのだ!」

…と例によって、テレビの前の私。

「己の不明を恥じる」事の多い人生ですが、今回もまた、先が見通せない自分だったか…。

…そして、終盤にはプロデューサーの激白。フランシュシュ1号に向かって熱すぎる“壁ドン”をします。


――ちなみに「壁ドン」とは…

少女マンガ等でよく見られる、ヒロインの相手役壁に手を付いた状態で、壁際にいるヒロインの顔の近くで話す」というのが私の理解です。

いかに“フランシュシュ”が優れたグループであるか、熱く語る中でプロデューサー追憶が描かれます。

おそらくは10年ほど前。まだ生きていた頃の“1号”と思しき少女が、プロデューサーに「乾(いぬい)くん…」と呼びかけています。


――「そうか、そういう事だったのか。」

おそらくは“巽(たつみ)幸太郎”と名を変え、いつも外さないグラサン。やたらと「佐賀を救うんじゃ~い!」と叫ぶ男。

回想の中で描かれていたのは、おそらく“想い人”を事故で亡くした少年の姿
この男は…亡き人の想いを活かして、佐賀を救うことで、自分自身をも救済しようとしていたのか。」

深い深過ぎるぞ、さすがは「佐賀でしか成り立たない物語」。そして、共感の涙を拭う私でした。







タグ :佐賀

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