2022年03月22日

「有工の“明るさ”が…」

こんばんは。
春のセンバツ高校野球は、大会初日が雨の影響で1日遅れ、本日も数時間遅れての試合開始でしたね。

私は、有田工業の試合をリアルタイムで見ることは叶わず、結果が出てから完全でない録画を視聴する…という展開でしたが、充分見応えがありました。

今回は急に注目した高校野球の感想なので、シンプルに大急ぎで書きます。私は、あまり野球に詳しくないので、ズレている点があればご容赦ください。

同校の選手たちは、有田町を中心に、武雄伊万里、そして長崎の波佐見…ごく限られた地域から集ったと聞きます。

「有工の“明るさ”が…」

――夢の舞台で奮闘する、有田工業の選手たち。

やはり私学の強豪に比べると平均的に小柄な選手が多いようで、それは解説でも触れられていた。

大きく笑って伸びやかにプレーしているから、さほど体格差は感じない。

いや捕手の方は、よく笑顔を見せるが、投手の方は淡々と表情を崩さない…対照的だと実況が繰り返す。


――“各選手のキャラが立っている”というのか、すごく感情移入できる。

1塁でのクロスプレーがあれば、自分の痛みを忘れたかのように相手を心配して立ち尽くしたり…と人柄がうかがえる。

「大技が使えないならば、小技で」とばかりに左打席から、右打席へ切り替えて、最後の1ストライクを粘る。

攻撃ではわかりやすく残念な場面もあったが、盗塁阻止や牽制球で、相手校(国学院久我山)のチャンスを崩す展開も多く見られた。


――「何だ、この渋すぎるチームは…私好みだ!」

何の因果か望郷の叫びを続ける、佐賀出身私の心を鷲(わし)づかみだ。地味ながら佐賀県人に愛されそうな、チーム力固い守備で切り抜けるスタイル。

しかも、画面を通じて“有工”の明るさが…空気が伝わってくるような。監督が選手の頭を撫で撫でするのが、ほほえましい。

有田工業野球部は、水害で被害が大きかった地域に、手伝いに赴いたというエピソードも聞いた。それらの苦労は感じさせない。

「有工の“明るさ”が…」

――このほんのりと感じる、明るさは…

全国に知られる“陶器市”で鳴らした有田町の土地柄なのだろうか。何やら見ていて楽しかった試合

今回のセンバツでは「まず1勝したい」という目標は達せられなかった。だが、有田工業の試合を見る限り「佐賀を元気にしたい」という目的ならば、果たせたところがあるのではないか。

また、多くの佐賀県出身者がこの試合を見て、なにがしかの感銘を受けたことは想像に難くない。


――インターネット上でも「有田工業」の検索が多くあったようで…

私の知る限りでは、検索キーワードの30位くらいには入っていたようだ。

ネット上の検索ランキング上位に並ぶ単語を見るにつけ、世の中はいろいろと大変である。本日は停電関連が心配事だ。

物理的にまで暗く寒い世相だが、球児たちに見た明るさ、爽やかさに“希望”を感じたのは、私だけではないだろう。
「このも、有田工業の姿を甲子園で見たい」という声もあふれたようだ。


――しかし佐賀県内では、その“有工”を凌ぐべく、

各校も地道に鍛錬を積んでいるはず…普段は熱心に野球を見ることの少ない私だが、これは今夏楽しみが出来たようだ。







タグ :佐賀有田

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Posted by SR at 22:10 | Comments(2) | メディア・イベント見聞
この記事へのコメント
SR様
おはようございます。
昨日の有田工業の試合、私も見ることができず、試合後の結果だけをネットで確認しただけでしたが、SR様の感想を拝見して、有田工業の監督さんや選手の人柄や試合にかける想いなど十分に伝わってきました。
結果は、負けてしまいましたが、素晴らしい内容の試合だったみたいですね。
胸を張って佐賀に帰ってきてもらい、夏を目指してもらいたいと思います。
Posted by 多良岳に寝ころぶイノシシ多良岳に寝ころぶイノシシ at 2022年03月23日 04:18
多良岳に寝ころぶイノシシ様
こんばんは。私も充分に追えなかったところがありますが、ざっと見ただけでも印象深い場面が多かったです。
有田工業のバッテリーはキャラが対照的で、これも「佐賀のドラマ」だな…と感じていました。
佐賀県の代表校は、春のセンバツより夏の甲子園の方が強いイメージがあるので、楽しみですね。
Posted by SRSR at 2022年03月23日 21:19
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