2021年02月01日

「望郷の剣4」

こんばんは。
現在、放送中の大河ドラマ麒麟がくる」も、来週で最終回

コロナ禍”での撮影中断など様々な困難があった様子。当初の予定通りには描けなかった?…と見えたところもありました。

もう少し続けてほしかった“麒麟”ですが、最後まで見届けたいと思います。


――次の大河ドラマ「青天を衝け」の番宣(紹介)も放送されています。

まず、渋沢栄一(吉沢亮)が幕臣となり、一橋慶喜(草彅剛)に仕える展開を描く様子。一橋慶喜実家水戸藩(茨城)の人物は多数出演するようですね。

全国都道府県魅力度ランキング」で、2020年に最下位を脱出した茨城県
一時は「どうせ最下位(47位)…」と自虐的路線を歩んだ事もあると聞きます。

いまや自身の魅力を見つめ直した茨城県。偶然か必然か、今年の「大河ドラマ」では、強い印象を残しそうです。
〔参照:「あと40日…」


――ちなみに同ランキングでは、佐賀は45位。

今のところ「青天を衝け」では、佐賀藩士出演情報を得ていません。

郷里から離れた場所で「佐賀大河ドラマ」を想うに至り…最近では、「佐賀扱われ方」がさらに気になります。今日は、そんな私の日常を描きます。

「望郷の剣4」

――商品棚に苦戦をする、佐賀の特産品あれば…

ある日、“丸ぼうろ”をスーバーの特売品を扱う棚で見つけた。値段がいつもより安い。これは“廉価版”のようだ。

そして、佐賀でよく見かける個包装の品ではない。しかも肩書が「佐賀銘菓」ではなく「九州銘菓」となっている。


――製造は、佐賀市内のメーカーと確認。

高額な特産品には手が届かないが、お菓子ぐらいならば存分に手が出せる。

ここで、いつもの言葉を心で唱える。
佐賀特産品売れ残りなどあってはならんのだ!」

…「“本編”と違って、えらくスケールが小さいな」という批判は甘受する。


――しかし、私にはある疑念が残った。

「このメーカーの“腕前”。この程度では無いはず…」
別の店で、同メーカーの“丸ぼうろ”を買い求めた事がある。

とても美味だったため、名残り惜しく1つずつ消費をしていたのを想い出す。
〔参照:「望郷の剣2」

「もしや、佐賀から“本気の一品”を送り出せない理由でもあるのか。」


――全国的に「佐賀ブランド」が浸透しているとは言い難い。

九州”の名のもと、(佐賀)を潜めて生きる。これも“葉隠”の精神なのか。
「いやいや…、あまり潜んでいる存在感が無くなってしまうぞ!」

まさに声の大きい者が優位な時代。“さがんもん”は声量が大きいとの説もあるが、厚かましさには欠ける印象だ。

「望郷の剣4」

――あまり“奥ゆかしい”のは、得策とは言えない。

…かと言って、自慢ハッタリを振りかざすのでは、佐賀美点を損なう。
「では、どう存在を示すべきか…」

佐賀の人は「腹の底が見えない」と評されるという。それも“慎ましさ”ゆえか。
ならば、幕末期佐賀のように秘めた実力が、周囲に認知されれば良い。

おそらく必要なのは、ブランドを再構築する地道努力なのだろう。佐賀県内にも奮闘する人たちがいる。微力ながら私なりの方法で、加勢を試みる。


――そして「大河ドラマ」の空想以外で、私にできる事は…

スーバーの棚から“九州銘菓丸ぼうろ”が、日々、地道に売れていく。暗躍するのは、私である。もともと好物のうえ日持ちもする。買い貯めても問題は無い。

やはり消費者は、売れている商品に惹かれるようだ。この“誘引”が功を奏したかは定かではない…が、“呼び水”にはなったか。棚の商品は売れてきた。

廉価版であっても、やはり佐賀の“丸ぼうろ”。紅茶にも、牛乳にも合う。たとえ、佐賀肩書は背負っていない時でも、“丸ぼうろ”は売れ筋で無ければならぬ。


――私が振り回す、「望郷の剣」。

今は、まだ微風のような威力だ。
帰るに帰れない郷里・佐賀にとって、何の力にもなってはいない。

企業ごとに戦略はあるのだろう。しかし、堂々と佐賀ブランドを掲げる事が、勝利へのであってほしい。

まずは消費行動を持って大都市圏でも、佐賀実力を示す。あまりにも地味な、その道のりも長く険しい…




同じカテゴリー(「望郷の剣」シリーズ)の記事画像
「遠路の剣Ⅲ(泥海)」
「遠路の剣Ⅱ(金波)」
「遠路の剣(雑踏)」
「望郷の剣6」
「醒覚の剣(蛙歌)」
「再会の剣」
同じカテゴリー(「望郷の剣」シリーズ)の記事
 「遠路の剣Ⅲ(泥海)」 (2024-01-01 22:01)
 「遠路の剣Ⅱ(金波)」 (2023-12-29 22:43)
 「遠路の剣(雑踏)」 (2023-12-23 22:58)
 「望郷の剣6」 (2022-08-29 22:34)
 「醒覚の剣(蛙歌)」 (2022-06-24 21:57)
 「再会の剣」 (2022-03-05 22:04)

Posted by SR at 20:31 | Comments(0) | 「望郷の剣」シリーズ
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。