2019年12月25日

「大木喬任」(賢人その5)<後編>

こんばんは!

今日もクリスマスで賑わう街に背を向け、七賢人が誇る“地味キャラ
大木喬任様の人物紹介編の後編をお送りします。

ちなみに名前の読みは「おおき たかとう」です。


<基礎情報>

読書量をそのまま実務能力として使える人。日本に義務教育を導入する。

・“江戸”を“東京”とすべく奔走。“東京府知事”として混乱期の首都を支える。

・派手な着物を好んだり、殴り合いに強い武闘派だったりと意外性あり。

「大木喬任」(賢人その5)<後編>


<エピソード>

・“江戸”を首都“東京”とする際、“京都”と東西2つの都として
 鉄道で結ぶ案を唱える。科学技術の先駆者“佐賀藩”らしい発想。

・日本の教育の近代化を進めた。国民皆学を目指し、学制を公布。
 政府の中心に残り続けた理由の1つは、教育制度を完成するため。

明治六年の政変佐賀藩の仲間が去っても、新政府で耐える。
 薩摩・長州とも調整をつけ、岩倉公も利用し、地道な努力は続く。

「大木喬任」(賢人その5)<後編>
※佐賀藩・藩校「弘道館」記念碑

<キャラクター>

寡黙で本を愛する。“床はすべて本棚”と言わんばかりの読書量
 大酒豪でもあるため、があれば、かなり幸せを感じられる。

・才能溢れる江藤の“相棒”。江藤の斬新なアイデアを実現するため
 後を引き継いで、具体的な内容にしていく、手堅い実務能力を発揮。

・常にのため奔走。幕末には江藤新平京都脱藩する資金を工面。
 明治六年に下野し、悲劇に向かう江藤を止められず、一生後悔となる。


<象徴的な“お言葉”>

――明治新時代。近代国家の建設に課題山積み。どこでも江藤能力が必要とされる。相棒・大木が放つ言葉。
「仕事の続きは、俺が請け負った!お前は、先に行け!」

東京への“遷都”、教育制度の構築、司法の整備など…大体このパターンです。

以上が、大木 喬任様についての報告です。

…一言でいうと“努力を続ける教育家”です。

 のため必死になる真摯さ、怒らせると爆発する秘めたエネルギー寡黙ではあるが派手さやこだわりもある。

 描きようによっては、全く“地味”ではないポテンシャルを感じる方です。



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Posted by SR at 22:53 | Comments(0) | 人物紹介編(C)
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