2019年12月17日

「鍋島直正」(賢人その1)<後編>

こんばんは。

今年もあと2週間ほど。
五月に“平成”から“令和”に元号が変わった特別な年。

皆様にとって、どんな1年だったでしょうか。

さて、鍋島直正様の人物紹介編<後編>です。

「鍋島直正」(賢人その1)<後編>

調査結果をまとめた「賢人ファイル」より抜粋いたします。

<基礎情報>

日本の近代化を先導した佐賀藩主。“七賢人”を統括。

財政再建産業革命教育改革をまとめて達成。

幕府薩長も真意が読めない。通称「肥前の妖怪


<エピソード>

長崎警護の強化など出費が増、財政危機に陥った佐賀藩
 質素倹約と殖産興業と、大胆な借財整理で再建に挑む。

・佐賀藩はアメリカのペリーが来航する前から鉄製大砲を完成。
 幕府は、品川台場(お台場)に配備する大砲を佐賀藩に発注する。

・ペリー来航の直後に、ロシアプチャーチン長崎に現れた。
 佐賀藩長崎に築いた砲台は、幕府の対ロシア交渉を有利に導く。

「鍋島直正」(賢人その1)<後編>


<キャラクター>

優秀な藩士と見るや「蘭学は良いぞ!」と勉強を勧める“蘭癖大名
 自身もオランダ船に乗り込む、持ち前の好奇心で家臣を牽引する。

・愛用の蒸気船を乗り回す。「大名が黒船で来た!」と大坂で話題に。
 かなり真面目なので諸外国の脅威とか、心配ごとが多く胃病持ち

科学技術は倹約の対象外。研究への批判は“これは余の道楽”と躱す。
 藩士を大事に扱い、その実力を最大限に引き出す“伝説の管理職


<象徴的な“お言葉”>

――大砲鋳造の実験を失敗し続け、切腹しようとする部下を守るための命令。
「命を絶つことは許さん。生きてやり遂げよ!」


以上が、鍋島 直正様についての報告です。

冒険心心配性二面性がとっても魅力的な“殿”です。


タグ :鍋島直正

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Posted by SR at 22:44 | Comments(0) | 人物紹介編(C)
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