2021年10月11日

「“青天を衝け”に、江藤新平も登場!」

こんばんは。

もはや恒例(?)…大河ドラマ『青天を衝け』での佐賀藩関連の情報。昨日の放送(第30回)では、増田修一郎さん演じる江藤新平の登場を確認しました。
〔参照(後半):「新キャストを考える④」(“絶望”を越えて行け)

一瞬、登場した!」というぐらいの時間。見逃した方のためにもお伝えしたい。土曜再放送もあるので共感できる方は盛り上がっていただければ幸いです。


――放送開始から18分ばかりの経過後。

それは、まるで“不意打ち”でありました。ネット上でも話題となった。渋沢栄一〔演:吉沢亮〕と、料亭の女中・大内くに〔演:仁村紗和〕の“衝撃の場面”。

…ここで意表を突かれて、ボーッとしていてはなりません。


――なぜなら、その直後が重要だから。

舞台は明治四年(1871年)七月、“東京”での新政府重役による会議の席。

書記役の2人は、旧・幕臣渋沢栄一杉浦譲〔演:志尊淳〕。退屈な授業の時の中学生みたいな“メモ交換”に勤しんでいます。

いや、大事なのは、その前の場面。
政体改革ばし、大蔵省の権限ば削らんば、政府どっちが大本か分からん。」



――ここが、江藤新平〔演:増田修一郎〕のセリフ。

西洋の制度を知り、早くも立法・行政・司法の“三権分立”を提唱した江藤。後年「立法制度立案、政府の機構づくりの智恵と手腕で並ぶ者なし」と評されます。

ここまで、新政府が江戸入城した直後の“東京”民政や、混乱した会計制度の立て直しなど奮迅の活躍ぶり。最初から“幕臣”を活用するのも、合理的です。

洋学国学漢学三つ巴で大混乱し、崩壊状態だった大学制度を、わずか十数日洋学を中心とした方針に固めるとかスピード感もあります。


――とりあえず課題のあるところ、江藤が送り込まれる。

ちなみにドラマ内で、渋沢栄一大久保利通〔演:石丸幹二〕に「国家の歳入歳出」について論争していました。

そんな「予算を明示すること」についても、その先年に江藤が、岩倉具視進言した項目に存在するようです。

お名前紹介はほしかった…」のですが、増田修一郎版・江藤新平も、一目見る限りでは、なかなか好印象です。次回以降の活躍に期待します。





  


Posted by SR at 22:23 | Comments(2) | 「大河ドラマ」関連