2021年10月30日

「夜が長いほど、灯は染みる」

こんにちは。
今年(2021年)も「サガ・ライトファンタジー」の季節がやってくるようです。

11月2日(火)から点灯の予定。佐賀の中央大通りのライトアップ。秋から冬にかけて中心市街地が、明るく照らされる日々を、遠くから想います。


――さて、いつものことながら。

私の住む地域の近隣でも、毎年のように豪奢なイルミネーションは存在します。

油断はできないものの全国的に“コロナ禍”を抑え込みつつある現状は好機か、秋冬のイベントは「ついに出番か!」とばかりに“腕まくり”の勢いでしょうか。


※『サガ・ライトファンタジー』(2019)

――私の近隣のものと、比べてみるならば…

佐賀イルミネーションは、おそらくは大都市圏のものにボリューム感で勝るわけではないはず。

なぜ、ここまで「サガ・ライトファンタジー」に惹かれるか。私の“望郷の念”だけでは説明のつかない気がしていました。


――ふと、気づいた事が…

「たぶん、明暗のコントラスト(対比)だ…」と。

大都市圏に住むと、街の活動時間は長めに設定されています。コロナ禍の前は、中心市街地24時間化を目指す方向まで感じられました。

果たして、それが持続可能社会の姿なのか。こうなると、いくら照明を並べて光ってみせたところで、いつもの風景の延長線上でしかありません。


――その一方で、佐賀はと言えば、

市街地の中心にある「佐賀玉屋」さんも18時半で営業時間は終了。一気にが到来する感じでした。


※『サガ・ライトファンタジー』(2019)

私が現地に行けた時期のことを思い起こせば、慌てて地下1階の「玉ちか」へと潜り、“シシリアンライス”を買って帰ったものです。
〔参照:連続ブログ小説「旅立の剣」(18)憩いのシシリアン

ショッピングモールや、ロードサイドの店舗なら、営業時間が長いところも多いでしょうけども…昼夜区別の弱い、都会の生活に流されている事を認識しました。


――夜が長く感じられる、佐賀。

本来、これが自然な感覚なのかもしれません。10月に帰ったときは、夜は当然のように暗かった大通りが、11月に通るとまばゆいばかりのライトアップ

私は感動しました。「夜なのに明るい!」とばかりに。まるで子どもの時のように嬉しくなりました。きっと、明暗対比が見栄えをもたらしたのでしょう。

そして、こう結論づけました。「何でも、たくさん有れば良い」というものでは無い。ここでは「夜が長いからこそ、灯りは愛おしい」のだと。


――でも、中心市街地の“賑わい”は取り戻してほしいところ、

11月上旬から唐人町ではジャズクラッシックの“ストリート音楽会”だとか、お酒の好きな方には“佐賀市街なかバル”などイベントが続々と。

サガ・ライトファンタジー』を県庁へと進めば“プロジェクションマッピング”が企画されたり…と『さがファンブログ』内の情報でも、色々と見かけます。


※『武雄のあかりめぐり』(2021年)。11月7日まで開催だそうです。

――近年は、全国的に“プロジェクションマッピング”が見られます。

灯りの演出」では、佐賀の景勝地・御船山を擁する武雄に存在感があります。佐賀の場合、夜の深さに灯り映えるという価値も感じられるところです。

「ところで、私はいつになったら、佐賀に“帰藩”できるのだろうか…」
最近、さらに忙しくなってきた、私の自問自答の日々は続きます。




  
タグ :佐賀武雄


Posted by SR at 12:24 | Comments(0) | 佐賀への道