2021年11月03日
「大隈侯の"エピソード ゼロ"」
こんばんは。
現在、放送中の大河ドラマ『青天を衝け』で、今までの記憶に無いほど、しっかり、その活躍が物語に描かれている、大隈重信〔演:大倉孝二〕。
もはや同郷の先輩、江藤新平〔演:増田修一郎〕の姿はありません。渋沢栄一〔演:吉沢亮〕も官職を去り、何だか大隈に新政府の仕事が集中している様子。
――余力が見える周囲に比べて(?)
働き過ぎのオーラが際立ち、「過労で倒れるんじゃないか」と心配になるほど。
ところで今年の「大河ドラマ」では、登場時点から“大物感”があった大隈重信。もともと長崎で洋学を学び、頭の回転が速く、行動力のある佐賀藩士の1人。
しかしながら、倒幕運動の中心には居なかった佐賀藩。三十歳そこそこの大隈が、なぜ、発足したばかりの新政府の中枢に居たか…は語られていません。
――「探している答えは、いつだって“佐賀”にある。」
…ということなのか。ここからは、前回の続きです。“佐賀の演劇”を通じて、その説明を試みます。
〔参照(前回):「よみがえる、殿様」〕
佐賀藩士の1人に過ぎなかった大隈重信が、明治新政府で活躍する“前日譚”にはある出来事がありました。いわば「大隈侯の“エピソード ゼロ”」です。
※大隈八太郎(重信)と縁の深い「龍造寺八幡宮」。
――その一端に触れられる話を紹介します。
動画配信中の『八賢人おもてなし隊』の9周年特別上演の2本目の感想です。
【ライブス ビヨンド】『幕末・維新佐賀の八賢人おもてなし隊』※外部サイト
https://www.livesbeyond.jp/cn13/2021-10-19.html
…なお、私は同隊の関係者ではないので、“いちファン”の感想による個人的な見方であると前置きします。
――2本目の演目。『初陣 the first battle』
明治の初頭。「ハリー・パークス(英国公使)VS 大隈八太郎(佐賀藩士)」による“世紀の一戦”を描いた作品。
「圧の強い外交」で知られたパークス。明治新政府にある要求を突きつけます。ここで“日本代表”に選出されたのが、大隈八太郎(重信)。
「列強から日本が侮られるか否か。“絶対に負けられない戦い”がそこにある。」といった状況。この外交交渉を、大隈の“初陣”と位置づけた演目です。
――活動の拠点・長崎を出て、決戦の場・大坂(大阪)へと向かう大隈。
なぜか船に同乗しており、何かと“決戦ムード”を盛り上げてくる、先輩・島義勇。
現地・大坂に着くなり、とにかく大隈を頼る公家・三条実美。そこで、いきなり姿を見せる“対戦相手”、英国公使・パークス。
大隈は身につけた語学力と鋭い弁舌で、パークスに立ち向かいます。できれば会場で見たかった演劇ならではのスピーディーな展開。
決戦の緊張感と大隈の成長まで感じられました。今回は「大河ドラマ」の感想が混ざってしまいましたが、両方見たのでより面白かったです。
現在、放送中の大河ドラマ『青天を衝け』で、今までの記憶に無いほど、しっかり、その活躍が物語に描かれている、大隈重信〔演:大倉孝二〕。
もはや同郷の先輩、江藤新平〔演:増田修一郎〕の姿はありません。渋沢栄一〔演:吉沢亮〕も官職を去り、何だか大隈に新政府の仕事が集中している様子。
――余力が見える周囲に比べて(?)
働き過ぎのオーラが際立ち、「過労で倒れるんじゃないか」と心配になるほど。
ところで今年の「大河ドラマ」では、登場時点から“大物感”があった大隈重信。もともと長崎で洋学を学び、頭の回転が速く、行動力のある佐賀藩士の1人。
しかしながら、倒幕運動の中心には居なかった佐賀藩。三十歳そこそこの大隈が、なぜ、発足したばかりの新政府の中枢に居たか…は語られていません。
――「探している答えは、いつだって“佐賀”にある。」
…ということなのか。ここからは、前回の続きです。“佐賀の演劇”を通じて、その説明を試みます。
〔参照(前回):
佐賀藩士の1人に過ぎなかった大隈重信が、明治新政府で活躍する“前日譚”にはある出来事がありました。いわば「大隈侯の“エピソード ゼロ”」です。
※大隈八太郎(重信)と縁の深い「龍造寺八幡宮」。
――その一端に触れられる話を紹介します。
動画配信中の『八賢人おもてなし隊』の9周年特別上演の2本目の感想です。
【ライブス ビヨンド】『幕末・維新佐賀の八賢人おもてなし隊』※外部サイト
https://www.livesbeyond.jp/cn13/2021-10-19.html
…なお、私は同隊の関係者ではないので、“いちファン”の感想による個人的な見方であると前置きします。
――2本目の演目。『初陣 the first battle』
明治の初頭。「ハリー・パークス(英国公使)VS 大隈八太郎(佐賀藩士)」による“世紀の一戦”を描いた作品。
「圧の強い外交」で知られたパークス。明治新政府にある要求を突きつけます。ここで“日本代表”に選出されたのが、大隈八太郎(重信)。
「列強から日本が侮られるか否か。“絶対に負けられない戦い”がそこにある。」といった状況。この外交交渉を、大隈の“初陣”と位置づけた演目です。
――活動の拠点・長崎を出て、決戦の場・大坂(大阪)へと向かう大隈。
なぜか船に同乗しており、何かと“決戦ムード”を盛り上げてくる、先輩・島義勇。
現地・大坂に着くなり、とにかく大隈を頼る公家・三条実美。そこで、いきなり姿を見せる“対戦相手”、英国公使・パークス。
大隈は身につけた語学力と鋭い弁舌で、パークスに立ち向かいます。できれば会場で見たかった演劇ならではのスピーディーな展開。
決戦の緊張感と大隈の成長まで感じられました。今回は「大河ドラマ」の感想が混ざってしまいましたが、両方見たのでより面白かったです。
Posted by SR at 21:01 | Comments(0) | 「八賢人おもてなし隊」
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