2024年05月21日

「小休止その4、肥前は遠い国…」

こんばんは。“本編”で主要な登場人物が世を去る話を書くと、しばらく脱力感に見舞われる…ということが多いです。

次の下書きも間に合ってませんので、例によって小休止します。

あまり感想を書いていない、2024年大河ドラマ光る君へ』ですが、結構、楽しみに観ています。

やけに仲の良い紫式部(まひろ)と清少納言とか…来週にはついに、枕草子の『春はあけぼの…』が出そうだとか、見どころはたくさんあります。


――ところで、私の心に響いたセリフがありました。

たぶん、一般的な視聴者はあまり気にしない内容で、それは、まひろ(紫式部)〔演:吉高由里子〕の友人さわ〔演:野村麻純〕の言葉。

父が肥前守佐賀・長崎の国司)に任じられて、九州赴任についていくことになった事を告げる場面。たしか第18回の後半。

肥前遠い国…」と、まひろに語り、「もう、会えないかもしれない~」と、かなり騒いでいました。


――ですが、その次の回(19)だったと思いますが…

その肥前国に行ったはずの、さわから手紙が来て、「婿を取りました!」と、いきなりのメッセージ。

「…そがんね、よか男の居ったとね!?」と言いたくなったのは、佐賀の人ぐらいでしょうか。

当時の肥前国府は、佐賀市大和町あたりかな…と考えます。国司の任期は4年と言いますが、その場所で人生の決断にかかったようです。


――公式HPでは、この、さわという女性について

愛情に飢えた、一風変わった娘まひろを慕い親しくなる」とあります。

まひろ藤原為時〔演:岸谷五朗〕が看病をしていた女性が、以前の結婚で産んだで、残された家での立場が弱い…という描写だった思います。

さわまひろと一緒に石山寺に旅をした時、すっかりひねくれてしまった話も、記憶に新しいです。

「そうね、佐賀に行ってから幸せになったとね~」と温かい目線で、一連のエピソードを受けとめた私。



――「そうだ、私の探している答えも、きっと佐賀にある」

さわという女性の物語への登場はこれで完了のようですが、感情の振れ幅の大きい、少し気になる脇役でした。

ひょっとすると、この「肥前は遠い国…」という物語の中での言葉が、次に選択する行動に影響したかもしれません。そのお話は、また次回に。









  


Posted by SR at 22:31 | Comments(0) | 佐賀への道