2022年05月14日
「どうする、“配役”」
こんばんは。
2024年の大河ドラマは、『光る君へ』に決まったと発表されました。
主人公は「源氏物語」の作者・紫式部〔演:吉高由里子〕。華やかな平安時代を舞台とした物語で、気になるのは「誰が、藤原道長を演じるのか?」。
ここが、注目のポイントになるのでは…と考えるところです。早くもネット上では、どの俳優さんが演じるか“予想合戦”が始まっている様子です。
――「やはり、“配役”は大事。」
いかに“幕末の佐賀藩”に大きな意義があったとしても、脚本がどう描かれて、どう演出されるかで伝わり方が異なります。
そして、登場人物を演じる俳優さんで、作品の“成否”が決するのでしょう。
以上でお察しのことかと思いますが、私は『幕末佐賀藩の大河ドラマ』を見ることを、全くあきらめていません。

――おそらくは、次の“大河”の発表も近づいている。
いま2024年大河の情報が出たのは、通例よりは遅めのはず。平安期を描く大河ドラマ『光る君へ』の放送開始までは、あと1年半程度なのです。
続く2025年の大河ドラマは、さほどの間を開けずに発表されると考えます。
よもや、ここで気を抜くようでは日本の夜明け前…のさらに前、幕末の黎明期から走っていた、佐賀の“先輩”たちに合わせる顔がありません。
…というわけで、より強く“佐賀の物語”をイメージするべく、今回は“配役”について考えてみます。
――今回のイメージは、放送中の『鎌倉殿の13人』と…
同じ三谷幸喜さんの脚本、2016年大河『真田丸』を参考にしています。
私が“本編”を描くときも、仮キャストの俳優さんをイメージしている時があります。これも、いわゆる“当て書き”なのかもしれません。
三谷さんの脚本では、その“当て書き”が徹底しているらしく、演じる俳優さんの特徴がハッキリと表われていると聞いたことがあります。
その手法を取ろうとしても、私は中途半端なので、時々の気分によって史実の人物そのままのイメージだったり、“仮キャスト”が代わる事もあります。
――今日は、そんな“仮キャスト”のお話です。
なお、私の配役イメージは個人的な思いつきの域を出ず、もちろん例示する、実在の俳優さんには何の関わりもありません。
できれば皆様も、ご自身で「佐賀の歴史上の人物を、誰に演じてほしいか」をイメージしてみてほしいのです。
きっと、その方が実現したときの楽しみが増えることでしょう。では私が見たい「幕末佐賀藩の大河ドラマ」での個人的な配役イメージの例をご紹介します。
――“配役”の勝手なイメージ〔その①〕
冴え渡る知略、渋い声と佇(たたず)まいだけで、凄みを感じさせる策士。
『鎌倉殿』では、源頼朝〔演:大泉洋〕の懐刀とも言うべき知恵者・大江広元を演じる、栗原英雄さん。
『真田丸』では真田昌幸〔演:草刈正雄〕の弟で、信繁(幸村)〔演:堺雅人〕の叔父にあたる、真田信尹を好演。
そこでも“策士”として強い印象を残し、真田家のため様々な謀略を尽くします。まだ若かった甥っ子の信繁に「儂のようには成るな」と語る姿が渋すぎました。

――できるなら、この人を演じてほしい〔その①〕
個人的には、佐賀の名君・鍋島直正の師匠・古賀穀堂のキャストで見てみたい俳優さんです。
穀堂先生も、前回に引き続き“古賀さん”なのですが、幕末期に佐賀藩の改革の道筋を付けた…ある意味、日本の近代化の“道案内”をした方です。
名君の幼少期から素質を見抜き、その才能を鍛え上げ、鍋島直正が藩政の実権を握れるように策を講じた師匠です。
〔参照(終盤):第1話「長崎警護」⑦〕
「勉強しない藩士は処罰したいのう…」と考えがちな怖い一面もあります。この姿勢が日本一、勉強熱心と評された佐賀藩を作ったのかもしれません。
〔参照(前半):STEP1:名君の登場まで〕
――“配役”の勝手なイメージ〔その②〕
醍醐寺で修行を20年。“風を起こす業”も会得した…らしい法師。『鎌倉殿』では阿野全成を演じる、新納慎也さん。
源頼朝の異母弟、源義経〔演:菅田将暉〕の同母兄という立場。鎌倉で様々な儀式を行う、清々しく坊主頭の“醍醐禅師”として登場。
北条義時〔演:小栗旬〕の妹・実衣〔演:宮澤エマ〕とのコメディー色の強い夫婦は、同番組の“癒やし要素”と思う人も多いはず。

――できるなら、この人を演じてほしい〔その②〕
個人的には、佐賀藩が誇る“万能の研究主任”佐野常民役のイメージが近いです。もともと医者だった佐野が坊主頭だったから…というのは安直な理由。
〔参照(後半):第10話「蒸気機関」⑨(佐野、精錬方へ)〕
もう1つの理由は、よく感動して泣くエピソードで知られる佐野。この俳優さんは、涙の演技の印象が強いのです。
『真田丸』では豊臣秀吉〔演:小日向文世〕の甥、関白・豊臣秀次を演じました。天下の重責に苦しむ、豊臣秀次は出奔し、切腹へと追い込まれます。
――その時、“豊臣秀次”の涙がやたらに重く…
いち視聴者である私は、「この辺りから豊臣政権に暗雲が漂ってくるのか…」と、妙に納得したように記憶します。
なお、NHKの正月時代劇に『風雲児たち~蘭学革命篇~』という作品があり、これも“三谷脚本”だったのですが、新納慎也さんは杉田玄白役で出演。
作品のラストだと思いますが、新納さん演じる杉田玄白が、丸坊主の医者の姿で旧友と涙を流す場面があり、これが私には佐野常民のイメージでした。
――あと1人、語りたい方がいるのですが、
少し長くなってしまいそうなので、次回以降に。私の配役(キャスト)イメージは、個人的な“空想”であることをあらためてお伝えしておきます。
各々の得意分野も異なり、とても個性的な佐賀の“先輩”たち。新しい知識を得たり、場面や時期の設定でイメージする俳優さんも変わる事があります。
「この人物は、あの俳優さんに演じてほしい…」とか佐賀の街角でそんな会話が広がる日々を期待しています。
2024年の大河ドラマは、『光る君へ』に決まったと発表されました。
主人公は「源氏物語」の作者・紫式部〔演:吉高由里子〕。華やかな平安時代を舞台とした物語で、気になるのは「誰が、藤原道長を演じるのか?」。
ここが、注目のポイントになるのでは…と考えるところです。早くもネット上では、どの俳優さんが演じるか“予想合戦”が始まっている様子です。
――「やはり、“配役”は大事。」
いかに“幕末の佐賀藩”に大きな意義があったとしても、脚本がどう描かれて、どう演出されるかで伝わり方が異なります。
そして、登場人物を演じる俳優さんで、作品の“成否”が決するのでしょう。
以上でお察しのことかと思いますが、私は『幕末佐賀藩の大河ドラマ』を見ることを、全くあきらめていません。
――おそらくは、次の“大河”の発表も近づいている。
いま2024年大河の情報が出たのは、通例よりは遅めのはず。平安期を描く大河ドラマ『光る君へ』の放送開始までは、あと1年半程度なのです。
続く2025年の大河ドラマは、さほどの間を開けずに発表されると考えます。
よもや、ここで気を抜くようでは日本の夜明け前…のさらに前、幕末の黎明期から走っていた、佐賀の“先輩”たちに合わせる顔がありません。
…というわけで、より強く“佐賀の物語”をイメージするべく、今回は“配役”について考えてみます。
――今回のイメージは、放送中の『鎌倉殿の13人』と…
同じ三谷幸喜さんの脚本、2016年大河『真田丸』を参考にしています。
私が“本編”を描くときも、仮キャストの俳優さんをイメージしている時があります。これも、いわゆる“当て書き”なのかもしれません。
三谷さんの脚本では、その“当て書き”が徹底しているらしく、演じる俳優さんの特徴がハッキリと表われていると聞いたことがあります。
その手法を取ろうとしても、私は中途半端なので、時々の気分によって史実の人物そのままのイメージだったり、“仮キャスト”が代わる事もあります。
――今日は、そんな“仮キャスト”のお話です。
なお、私の配役イメージは個人的な思いつきの域を出ず、もちろん例示する、実在の俳優さんには何の関わりもありません。
できれば皆様も、ご自身で「佐賀の歴史上の人物を、誰に演じてほしいか」をイメージしてみてほしいのです。
きっと、その方が実現したときの楽しみが増えることでしょう。では私が見たい「幕末佐賀藩の大河ドラマ」での個人的な配役イメージの例をご紹介します。
――“配役”の勝手なイメージ〔その①〕
冴え渡る知略、渋い声と佇(たたず)まいだけで、凄みを感じさせる策士。
『鎌倉殿』では、源頼朝〔演:大泉洋〕の懐刀とも言うべき知恵者・大江広元を演じる、栗原英雄さん。
『真田丸』では真田昌幸〔演:草刈正雄〕の弟で、信繁(幸村)〔演:堺雅人〕の叔父にあたる、真田信尹を好演。
そこでも“策士”として強い印象を残し、真田家のため様々な謀略を尽くします。まだ若かった甥っ子の信繁に「儂のようには成るな」と語る姿が渋すぎました。
――できるなら、この人を演じてほしい〔その①〕
個人的には、佐賀の名君・鍋島直正の師匠・古賀穀堂のキャストで見てみたい俳優さんです。
穀堂先生も、前回に引き続き“古賀さん”なのですが、幕末期に佐賀藩の改革の道筋を付けた…ある意味、日本の近代化の“道案内”をした方です。
名君の幼少期から素質を見抜き、その才能を鍛え上げ、鍋島直正が藩政の実権を握れるように策を講じた師匠です。
〔参照(終盤):
「勉強しない藩士は処罰したいのう…」と考えがちな怖い一面もあります。この姿勢が日本一、勉強熱心と評された佐賀藩を作ったのかもしれません。
〔参照(前半):
――“配役”の勝手なイメージ〔その②〕
醍醐寺で修行を20年。“風を起こす業”も会得した…らしい法師。『鎌倉殿』では阿野全成を演じる、新納慎也さん。
源頼朝の異母弟、源義経〔演:菅田将暉〕の同母兄という立場。鎌倉で様々な儀式を行う、清々しく坊主頭の“醍醐禅師”として登場。
北条義時〔演:小栗旬〕の妹・実衣〔演:宮澤エマ〕とのコメディー色の強い夫婦は、同番組の“癒やし要素”と思う人も多いはず。
――できるなら、この人を演じてほしい〔その②〕
個人的には、佐賀藩が誇る“万能の研究主任”佐野常民役のイメージが近いです。もともと医者だった佐野が坊主頭だったから…というのは安直な理由。
〔参照(後半):
もう1つの理由は、よく感動して泣くエピソードで知られる佐野。この俳優さんは、涙の演技の印象が強いのです。
『真田丸』では豊臣秀吉〔演:小日向文世〕の甥、関白・豊臣秀次を演じました。天下の重責に苦しむ、豊臣秀次は出奔し、切腹へと追い込まれます。
――その時、“豊臣秀次”の涙がやたらに重く…
いち視聴者である私は、「この辺りから豊臣政権に暗雲が漂ってくるのか…」と、妙に納得したように記憶します。
なお、NHKの正月時代劇に『風雲児たち~蘭学革命篇~』という作品があり、これも“三谷脚本”だったのですが、新納慎也さんは杉田玄白役で出演。
作品のラストだと思いますが、新納さん演じる杉田玄白が、丸坊主の医者の姿で旧友と涙を流す場面があり、これが私には佐野常民のイメージでした。
――あと1人、語りたい方がいるのですが、
少し長くなってしまいそうなので、次回以降に。私の配役(キャスト)イメージは、個人的な“空想”であることをあらためてお伝えしておきます。
各々の得意分野も異なり、とても個性的な佐賀の“先輩”たち。新しい知識を得たり、場面や時期の設定でイメージする俳優さんも変わる事があります。
「この人物は、あの俳優さんに演じてほしい…」とか佐賀の街角でそんな会話が広がる日々を期待しています。
Posted by SR at 21:05 | Comments(0) | 佐賀への道
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