2024年10月15日

「ひとまず福岡まで、話を戻さんね。」

ここ数回、佐賀県の話題から遠ざかっていたので、福岡県あたりまで話を戻します。今回のテーマは大河ドラマではなく、連続テレビ小説おむすび』。

年度後半“朝ドラ”の舞台は、福岡県糸島市から。隣県・福岡から始まるドラマ、個人的に気になるポイントを。

――①“芸能人”オーラが、見事に消えている!
主人公・米田結(よねだ ゆい)を演じるのは、福岡県出身の橋本環奈さん。

個人的に、女優としての出演作は今まであまり見ておらず、紅白歌合戦司会もパーフェクトな「芸能人としての才能に溢れた人」というイメージでした。

ただ今回の朝ドラでは顔立ちは整っているけど、何だか気苦労が多く…やや疲れた表情の女子高生に見えています。

今までの出演作に詳しい方から「橋本環奈の“ムダ遣い”」との声もあるそうですが、「すごい!普通の“福岡の子”に見える…」というのが、私の評価です。

――②時代遅れの“ギャル”に謎の共感がある?
設定年代は平成の中頃のようです。「コギャル」「アムラー」など様々に派生して話題となった、空前の「ギャルブーム」は既に過ぎ去ったあたりでしょうか。

主人公・米田結にはそれぞれの事情で、わずかな仲間の数で活動する、博多ギャル4名が絡(から)んできます。

時代遅れはわかっているけど、どうしても自分の“居場所”を守りたい」と。
『博多ギャル連合(ハギャレン)』という妙な名称のグループですが、その思いは真っ直ぐ…なのかもしれません。

このドラマでの描写だと、「人口が減ってきた町に、活気を取り戻したい住民」に近い気持ちを読み取ってしまい、謎の共感があります。

――③舞台が“近所”なので、親しみをおぼえる…
福岡県糸島。ちょっと頑張って、ひと山を越えたら佐賀県(佐賀市北部)。海沿いに進んでも佐賀県(唐津市)。

惜しい、あと少しで佐賀が舞台なのに…」という個人的感想はさておき。ここまで“近所”が朝ドラの舞台になる機会は、それほど無いと思われます。

主人公家族米田さん向こう側。私にとって、お手軽には帰れない故郷・佐賀風景が見えてくるかのようです。

飛び交っているのも、耳になじむ九州言葉。「古賀陽太くん、いい奴だな…」などと思いながら視ています。

――番外編。意外と、オープニング曲が好み。
今回の朝ドラ主題歌を担当するのは、平成という時代を駆け抜け、抜群の存在感を示してきたロックバンド、B'z(ビーズ)

楽曲名は『イルミネーション』。B'zファンの評価はわかりませんが、弾むように歩くぐらいのリズム、いまの私には心地よいです。

なぜ親しみをおぼえるかが、ピンと来ない方に。記憶をたどれば、昨年にオープンしたSAGAアリーナ

B'zの35周年ツアーの初日が、アリーナの最初の音楽イベント公演だったと思い起こしていただけると幸いです。「ようやく佐賀にも、大物アーティストに見合う会場ができた…」という感慨がありました。

朝ドラは専門外(視たり視なかったり…?)で、しかも偏った目線ではありますが、隣県・福岡から始まった物語なので、見守っていきたいと思います。


  
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Posted by SR at 23:27 | Comments(6) | 佐賀への道