2021年06月20日

「【速報】『青天を衝け』に殿の名が。」

こんばんは。
本日は、ニュース速報っぽく、すぐにお伝えします。

NHK総合テレビで放送された大河ドラマ青天を衝け』からの情報です。放送開始から24分ほど経過した頃。

今までその存在が見えなかった、佐賀殿鍋島直正さまが史実どおり、活躍されていたことが確認されました。

…内容がピンポイントなので、筋書きに関する“ネタバレ”にはならないかと思いますが、気になる方は視聴後にご覧ください。


――なお、明らかになった情報は…

過去の回想”によるエピソードで判明したものです。福井藩松平春嶽〔演:要潤〕と、同藩士・橋本左内〔演:小池徹平〕が会話する場面。

安政の大獄”で1859年に落命した橋本左内ですが、当時は“一橋派”の活動で走り回っていました。


――“新たな政権”を目指して…

その橋本左内が、福井の殿・松平春嶽に対して、政権に入るべき主要な人物笑顔で語る場面。

自身の主君への信頼なのか、幸せ感いっぱいに夢を語るような、小池徹平さんの表情が光ります。でも、あとの展開を考えると、この演出は辛い…

「まず、一橋さまという優れた方を、公方(将軍)さまに定め…」


――なぜ、金平糖(こんぺいとう)を置きながら語るのか…

何だか楽し気橋本左内〔演:小池徹平〕ですが、セリフの内容に注目。
「事務宰相は、わが殿(松平慶永)と水戸のご老公(徳川斉昭)。そして島津どの(島津斉彬)の三人。」

次の一言が重要なのです。
「…外国宰相には、佐賀鍋島閑叟直正)さま。」



――ここで、テレビの前では…

殿っ!よくぞ、ご無事で。安堵(あんど)いたしました!」

今までの放送では、その存在が触れられて来なかった佐賀藩殿直正公。
…現代を生きる佐賀藩士(?)の中にはその安否気遣う声もあったようです。

当時、政権を争った“一橋派”と“南紀派”。その両方から外国への抑えと期待されたのが、長崎警備担当の佐賀藩殿鍋島直正です。
〔参照(終盤):第13話「通商条約」①(影の“内閣”)


――ちなみに“閑叟”(かんそう)という、お名前(号)について。

鍋島直正が、その名をを正式に名乗るのは、隠居してからのようです。しかし当時、表向きには“松平肥前守斉正”となるのでは…という心配があります。

もはや誰だかわからなくなりそう。「閑叟さま」が無難なのでしょう。小池徹平さんがあふれる笑顔で、その名を語ってくれたことが素直に嬉しいです。

見逃した方、聞き逃した方。土曜日再放送でご覧になって、今年の大河ドラマでは、まだ見えていない佐賀藩の活躍に想いを馳せていただければ幸いです。






  


Posted by SR at 22:10 | Comments(0) | 「大河ドラマ」関連