2023年01月13日
「もしかしてだけど、言いたい事がある」
こんばんは。
新年早々に、佐賀県内に住む叔父上からの連絡があり、民放のテレビ番組をチェックしてみたところ、意外な情報に行き当たりました。
今回、“本編”への導入も兼ねますが、少し意表を突いた話なので、柔らかくお読みいただければ幸いです。
――今週始めから、フジテレビ系列で、
全国ネットの『ぽかぽか』という、昼の新番組がスタートしています。
平日昼のバラエティーであれば、ふだん私が目にする事はないのですが、この『ぽかぽか』という番組の情報は、叔父上からの連絡で抑えていました。
「佐賀のローカル番組が、全国ネットで見られるとよ。」という一言。同番組を制作しているサガテレビで、全国放送の告知があったそうです。
「少しでも佐賀が映れば、良かったとしよう」ぐらいの気持ちで録画をしました。

――「もしかしてだけど~♪」
この番組(『ぽかぽか』)内の企画にあったのは、地域のローカル番組を全国ネットで流すという試みです。
もちろん昼の新番組だから、視聴率は「喉から手が出るほどに」欲しいはずで、「必勝を期している」に違いありません。
そんな勝負の1週目に選択したのが、サガテレビ『どぶろっくの一物』という、佐賀の番組だったようです。
こうして1月9日(月)から5日間にわたり、正味30分程度は、佐賀ローカルの番組が全国ネットで流れることに。
以降、佐賀県内で同番組を見ている方には、違和感があるかもしれませんが、そもそも郷里から離れている私には初見なので、その感覚でご覧ください。
――ギターによる軽妙なメロディーから繰り出されるのは…
佐賀県(基山町)出身、お笑い芸人・どぶろっくの2人が得手とする“下ネタ”の数々が披露されます。
これが佐賀県内でロケをする随所で上手い具合に歌唱されます。“街ブラ”の中で、美味な食事に出会えば「ウマイチモツ」という決めゼリフもある様子。

昭和期のテレビは自由そのものな感じでしたが、ある意味で現在のテレビでは、“禁じ手”となりうる部分への挑戦なのかもしれません。
これを、現代の日本に蔓延する息苦しさに抗い、閉塞感を打ち破る試みだと考えれば、また見え方も変わるのでしょう。
あるいは、やっぱり“下ネタ”に聞こえるとしても、許容範囲は人それぞれ…と考え、話を次に進めます。
――幕末期、とても熱かった“佐賀”。
細かく言えば“どぶろっく”さんの出身地・基山町は、私がメインテーマとする、佐賀藩内ではなく、対馬藩の田代領にあたるはずです。
“本編”・第16話「攘夷沸騰」でも、現在では佐賀県にあたる地域の対馬藩士たちの活躍を少し描いています。
〔参照:第16話「攘夷沸騰」⑳(基山の誇り、田代の想い)〕
当時、この地域にも、幕末期の熱い風が強く吹いていたことは言うまでもなく、しかも、佐賀県内の話なので、表現したい気持ちがあります。
しかし幕末の話が、サガテレビ『どぶろっくの一物』が全国で紹介されることと、どう関係するかといえば…

――「言いたい事がある~♪」
実のところ、この“どぶろっく”の2人(森慎太郎さん・江口直人さん)には、既に「幕末期の大河ドラマ」への出演歴があるそうです。
2015年大河ドラマ『花燃ゆ』に出演。しかも“端役”ではなく、歴史の教科書でも扱いの大きい重要人物のキャストになっています。
なんと、その配役は一橋慶喜〔演:森慎太郎〕と島津久光〔演:江口直人〕。
もともと、役者志望だった方々とは聞きますが、幕末期において、江戸幕府の最後の将軍と、政局を大きく動かした薩摩藩の国父(藩主の父)。
さすがに予想外の配役だったようで、当時のざわめきが、今でもインターネット上に残っていました。
――私も、この配役を知らなかったので、驚きました。
私は、たぶん放送回を見ていないと思われますが、これを利用して“本編”の時代背景として、補足します。
江藤新平が佐賀を脱藩し、京都で活動していた、文久二年(1862年)夏。
同年春に京都で藩内の勤王派の勢力を一掃した、薩摩の国父・島津久光は薩摩藩兵を率いて、意気揚々と江戸へと向かったそうです。
〔参照:第18話「京都見聞」③(寺田屋騒動の始末)〕
これは以前に、薩摩藩が将軍候補として推した、一橋慶喜らを幕政の中枢に据えて、薩摩の影響力を強めるための行動だったと言われています。

――但し、2015年大河『花燃ゆ』は、長州藩を軸に展開した話。
江戸幕府最後の将軍となる一橋慶喜や薩摩藩の島津久光の登場は少なめと思いますが、“どぶろっく”の2人が演じたと思うと不思議な感覚があります。
話が二転三転しましたが、民放の全国ネットで、佐賀のローカル番組が放送されているのは、痛快事ではありました。
ちなみに同番組での“一物”(いちもつ)とは、一番の物(ナンバーワン)・唯一の物(オンリーワン)を指すのだとか。
知っている人には、すでに魅力がある佐賀県だと思いますので、新年早々に認知度も少し上がって良いのかも…と感じました。
新年早々に、佐賀県内に住む叔父上からの連絡があり、民放のテレビ番組をチェックしてみたところ、意外な情報に行き当たりました。
今回、“本編”への導入も兼ねますが、少し意表を突いた話なので、柔らかくお読みいただければ幸いです。
――今週始めから、フジテレビ系列で、
全国ネットの『ぽかぽか』という、昼の新番組がスタートしています。
平日昼のバラエティーであれば、ふだん私が目にする事はないのですが、この『ぽかぽか』という番組の情報は、叔父上からの連絡で抑えていました。
「佐賀のローカル番組が、全国ネットで見られるとよ。」という一言。同番組を制作しているサガテレビで、全国放送の告知があったそうです。
「少しでも佐賀が映れば、良かったとしよう」ぐらいの気持ちで録画をしました。
――「もしかしてだけど~♪」
この番組(『ぽかぽか』)内の企画にあったのは、地域のローカル番組を全国ネットで流すという試みです。
もちろん昼の新番組だから、視聴率は「喉から手が出るほどに」欲しいはずで、「必勝を期している」に違いありません。
そんな勝負の1週目に選択したのが、サガテレビ『どぶろっくの一物』という、佐賀の番組だったようです。
こうして1月9日(月)から5日間にわたり、正味30分程度は、佐賀ローカルの番組が全国ネットで流れることに。
以降、佐賀県内で同番組を見ている方には、違和感があるかもしれませんが、そもそも郷里から離れている私には初見なので、その感覚でご覧ください。
――ギターによる軽妙なメロディーから繰り出されるのは…
佐賀県(基山町)出身、お笑い芸人・どぶろっくの2人が得手とする“下ネタ”の数々が披露されます。
これが佐賀県内でロケをする随所で上手い具合に歌唱されます。“街ブラ”の中で、美味な食事に出会えば「ウマイチモツ」という決めゼリフもある様子。
昭和期のテレビは自由そのものな感じでしたが、ある意味で現在のテレビでは、“禁じ手”となりうる部分への挑戦なのかもしれません。
これを、現代の日本に蔓延する息苦しさに抗い、閉塞感を打ち破る試みだと考えれば、また見え方も変わるのでしょう。
あるいは、やっぱり“下ネタ”に聞こえるとしても、許容範囲は人それぞれ…と考え、話を次に進めます。
――幕末期、とても熱かった“佐賀”。
細かく言えば“どぶろっく”さんの出身地・基山町は、私がメインテーマとする、佐賀藩内ではなく、対馬藩の田代領にあたるはずです。
“本編”・第16話「攘夷沸騰」でも、現在では佐賀県にあたる地域の対馬藩士たちの活躍を少し描いています。
〔参照:
当時、この地域にも、幕末期の熱い風が強く吹いていたことは言うまでもなく、しかも、佐賀県内の話なので、表現したい気持ちがあります。
しかし幕末の話が、サガテレビ『どぶろっくの一物』が全国で紹介されることと、どう関係するかといえば…
――「言いたい事がある~♪」
実のところ、この“どぶろっく”の2人(森慎太郎さん・江口直人さん)には、既に「幕末期の大河ドラマ」への出演歴があるそうです。
2015年大河ドラマ『花燃ゆ』に出演。しかも“端役”ではなく、歴史の教科書でも扱いの大きい重要人物のキャストになっています。
なんと、その配役は一橋慶喜〔演:森慎太郎〕と島津久光〔演:江口直人〕。
もともと、役者志望だった方々とは聞きますが、幕末期において、江戸幕府の最後の将軍と、政局を大きく動かした薩摩藩の国父(藩主の父)。
さすがに予想外の配役だったようで、当時のざわめきが、今でもインターネット上に残っていました。
――私も、この配役を知らなかったので、驚きました。
私は、たぶん放送回を見ていないと思われますが、これを利用して“本編”の時代背景として、補足します。
江藤新平が佐賀を脱藩し、京都で活動していた、文久二年(1862年)夏。
同年春に京都で藩内の勤王派の勢力を一掃した、薩摩の国父・島津久光は薩摩藩兵を率いて、意気揚々と江戸へと向かったそうです。
〔参照:
これは以前に、薩摩藩が将軍候補として推した、一橋慶喜らを幕政の中枢に据えて、薩摩の影響力を強めるための行動だったと言われています。
――但し、2015年大河『花燃ゆ』は、長州藩を軸に展開した話。
江戸幕府最後の将軍となる一橋慶喜や薩摩藩の島津久光の登場は少なめと思いますが、“どぶろっく”の2人が演じたと思うと不思議な感覚があります。
話が二転三転しましたが、民放の全国ネットで、佐賀のローカル番組が放送されているのは、痛快事ではありました。
ちなみに同番組での“一物”(いちもつ)とは、一番の物(ナンバーワン)・唯一の物(オンリーワン)を指すのだとか。
知っている人には、すでに魅力がある佐賀県だと思いますので、新年早々に認知度も少し上がって良いのかも…と感じました。
Posted by SR at 22:35 | Comments(0) | 佐賀への道
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